No. 149

弟との関わりで見えた自分の課題

(長崎県KT/70代女性)

3歳下の弟は、3年前に妻を亡くし、一人暮らしです。子供たちも遠方に住んでいるため、寂しい毎日を過ごしているようでした。

独身の私にとって、弟は掛け替えのない家族です。ふびんに思い、電話をかけたり、好物を持って訪ねたりしていましたが、しばらくすると、「用事がないなら、もういいよ」と言われてしまいました。私はショックで、「なぜ…」と落ち込みました。

そのうち弟は体調を崩し、睡眠導入剤を服用し始めました。さらに物忘れも激しくなり、「これからどうなるのか…」と、昼も、夜も弟のことで頭がいっぱいでした。

神の館で教務相談を受けて、気付いたことがありました。私は、弟を思うあまり、善かれと思って「ああした方がいい」「こうしてみたら…」と指示したり、押し付けたり、まるで子供のように世話を焼いていたのです。弟のことは姪たちに任せて、姉である私はサポートする距離感で接することが大切だったのです。それを実践するために、もっと神の教えを学ぼうと決めました。

神示を学んでいくと、不思議と心が軽くなり、勇気が湧いてきました。姪に弟の状況を伝えると、いろいろと支えてくれるようにもなったのです。

しばらくすると弟の体調が戻ってきて、姪たちと明るく会話できるように。私にも元気な声で電話をくれ、本当に驚きました。

いろいろつらい思いもしましたが、何より自分の性格を修正できたことが大きかったです。以前に比べて生き方、感じ方が明るく、ゆったりとした自分になれました。