シングルマザーの私は、小2の娘の世話を母に頼むこともしばしば。娘は、大抵のことにはわがままを言わず、いい子にしています。我慢強い性格は、どこか自分に似ているように思っていました。
瞬間的にできた「良い選択」
ある朝、登校時間が来て、いつものように娘を送り出そうとすると、近所に聞こえるほどの大声で「嫌だー!」と泣き出しました。「一緒に行こう」と手を取っても、ものすごい力で抵抗するのです。
親であれば、こんなときこそ我が子に自信をつけさせないと…。私の性格を考えれば、何とかして登校させたであろうこの場面。でも、「娘の気持ちを聞く方が大事」と、瞬間的に心が動いたのは、普段から「実りの集い」で「子供目線」を学んでいたおかげと断言できます。
家に戻って理由を聞くと、「給食を食べきれないのが嫌」と言います。「みんなは食べるのが早いし、全部食べてる」。娘は、他の子と同じようにできないのが苦しかったようです。「お母さんも小学生の頃、食べるのが一番遅かったよ」「担任の先生にも相談するからね」と伝えると、ほっとした表情を浮かべていました。
たくさんの支えに気付いて
その後、娘は自分から先生に、「ここまでしか食べられないです」と言えたらしく、私にうれしそうに報告してくれました。しかも、それで自信がついたようです。不登校気味だったのに、この日から休まず通うようになりました。もともと人見知りな我が子です。それが、初対面の人とも話せるようになり、急成長に驚くばかりです。
相変わらず給食は苦手なものの、「嫌」とは言いません。「きょうは図工でこんなの作った」「音楽の授業が楽しかった」などと言う毎日。楽しい気持ちが「給食が嫌」という気持ちを、うまくカバーしているように思います。お友達も、食べるのが遅い娘を気に掛けてくれて、担任の先生から「娘さんには応援団がいっぱいいますよ」と教えていただきました。
もし、神を知らない人生だったら、シングルマザーで育てることに孤立感や恐怖しかなかったと思います。でも、それが全くありません。たくさんの支えがありがたく、一人親であることを忘れるくらいです。「親ならどうするのが正解か?」ではなく、「子供のためにどうすれば一番いいのか?」。子供目線を大事にしながら、娘と一緒に成長していきたいと思います。
片親で我が子と触れて生きる今(時代) あるべき心の姿(真実)を教えん
親子で教会に出入りし 共に「教え」を学ぶところに
家族のあるべき「立場」と「任」が見えてくる
心の交流 重なりは ますます深まり 「愛」と「信頼」と「期待」が深まってゆく
「教え」が家族の人生を導き守る
安心されよ
片親で我が子と触れて生きる今(時代)
あるべき心の姿(真実)を教えん
親子で教会に出入りし
共に「教え」を学ぶところに
家族のあるべき「立場」と「任」が
見えてくる
心の交流 重なりは ますます深まり
「愛」と「信頼」と「期待」が
深まってゆく
「教え」が家族の人生を導き守る
安心されよ
『真実の光・神示 平成30年版』58ページ(中略あり)