No. 121

改葬の準備で感じた家族に頼る大切さ

(石川県ES/70代女性/パート)

70歳を過ぎ、先祖の遺骨をお寺から教会の納骨施設へ改葬したいと考えるようになりました。夫ともよく話し合い、「あとは教会でいろいろ教えてもらいながら、二人で準備を進めていこう」という気持ちでした。そこには、自分たちが元気なうちにすっきりさせて、子供に迷惑を掛けないように…という思いがありました。

しかし、準備していく中で、ふと「自分たちがどんな思いでいるのか、子供にきちんと伝えておこう」と思ったのです。同居している娘に話してみると、「私に何でも頼って」と言われ、驚きました。いつも体の弱い娘を心配するばかりだったので、気遣ってくれたことがとてもうれしかったのです。離れて暮らす息子も、私たちの思いをしっかり受け止め、今までお世話になったお寺とのやりとりを中心になって進めてくれることになりました。

これまで「自分が頑張れば何とかなる」と、何でも一人でやってきた私ですが、家族に頼る大切さを身に染みて感じました。そして、夫や子供たちの存在に、あらためて深い感謝が込み上げてきました。

ことしも一年、神の教えを学び、「家族、縁ある人との関わりを大切にしよう」と心に留めて生きてきました。大きな喜びが得られて、神からご褒美を頂いた思いです。