No. 118

現実から逃げていた自分を変えようと

(福岡県AK/70代女性/介護施設勤務)

ケアマネとして介護施設で勤務しています。このたび、新たな施設で働き始めたのですが、介護員の中で中心的な存在の人がいました。周りがその人に従う風潮があり、所長も気を使っている様子でした。

仕事では、所長に「午前中は書類作成を…」と頼まれたものの、中心的存在の人からは、「介護の応援をしてほしい」とひっきりなしに声が掛かります。「仕事が全く進まない」と思いながら、嫌々手伝っていました。所長に相談しましたが、「うまくやって」と言われるだけ。中心的存在の人に「書類作成の仕事があるから…」と言っても全く聞いてもらえず、「もうやっていけない」と転職を考え、その気持ちだけを神に願っていました。

神の館で教えを学び、教務相談を受けました。「今までの人生を振り返ってみて…」と言われ、真剣に考えました。すると、人間関係において心の内を言い切れず、相手の言動に右往左往していたことが思い返されたのです。遠慮といいながら、現実から逃げていた自分にも気付きました。

今こそしっかり向き合おうと決意。任された仕事が次にどうつながっているかを考え、「状況を誠実に伝えられるように…」と神に願い、双方に話をしてみました。すると、二人とも私の思いをすんなり受け取り、配慮してくれたのです。神の教えを実生活にどう生かせばいいのかをつかめた思いでした。

今の私は、「周りのために」という心を軸に自分の役割を果たそうと、気持ちがとても前向きです。