No. 87

儀式で流れた亡き娘への思い

(福岡県KK/60代女性/主婦)

先天性の心臓疾患のあった長女は、一歳にも満たないうちに亡くなりました。「健康に産んであげられなくて、ごめんね」私は、ずっと苦しい思いを抱えて歩んできました。

その後、神示教会の信者となり、次女に恵まれました。無事に成人し、イギリスに嫁いだ後も、公式サイトや教会図書で学びながら頑張っているようです。「神様にいつも心を支えてもらっている」と話してくれます。

少し前に、神示教会で、以前に亡くなった家族を送る儀式もしていただけると知りました。何としても亡くなった我が子の魂を救っていただきたい…、その一心で儀式をお願いしたのです。当日は、次女家族も駆け付けてくれました。長女の魂が神のお力に包まれて安らかなこと、次に生まれてくる時を待っていることを知って、涙が止まりませんでした。「我が家に生まれてきてくれてありがとう」と、心からの感謝を伝えました。

儀式後、長年抱いてきた思いが流れ、娘が喜んでいる気がしてなりませんでした。夫も、次女も、感動した様子でした。イギリス人の婿も何かを感じたようで、涙を流していました。

それ以来、身内の仲がさらに深まりました。少々距離を感じていた婿とも、ハグをし合うまでになりました。亡くなった長女が、今度生まれてきたときは、長命で、健康な人生を歩めるように、家族みんなでしっかり生きていこうと話し合っています。