(静岡県MY/60代女性/主婦)
夫も娘も出掛けていたある晩、左腕を痛めました。「まずい、骨折したかも…」でも、病院は開いていないし、一人では動けない状態。近所の友人に連絡して、緊急外来を受け付けている病院に連れて行ってもらいました。本来ならパニックになっていたはずの私が落ち着いていられたのは、冷静に判断できるようにと、神に願いながら行動したからこそと思います。
病院に着くと、帰宅していた担当医がわざわざ戻ってきてくれました。「すみませんね…」と伝えると、「仕事ですから」と言われ、年は若くても誠実な姿に、全てお任せする気持ちになりました。骨折ということで手術を勧められ、すぐに「お願いします」と伝えました。
3日間の入院中、先生が毎日病室に来ては、声を掛けてくれ、ありがたかったです。ちょうど隣のベッドの患者さんの担当医も、私と同じ先生でした。でも、その方は「若い先生で心配…」と不安そうでした。
その言葉を聞いた時、「神の教えを学んでいなければ、自分も姿、形にのまれて同じような受け止め方をしていたかも…」とはっとしました。先生は、隣のベッドの人にはあまり声を掛けていない様子でした。お世話になる人には、年齢に関係なく、感謝し、尊重することが大切で、相手にかけた思いは自分に返ることを実感しました。
骨折は思わぬ事態でしたが、冷静に受け止められ、入院中も至る場面で人の温かさを感じました。心明るく過ごせたことに、感謝しかありません。神の教えを支えに生きる大切さをつかんだ出来事でした。