(宮城県MK/40代女性/会社員)
職場でパワハラが起き、同僚に誤解されたストレスで体調を崩し、仕事に行けなくなってしまいました。気持ちの整理がつかず、すっかり行き詰まっていた時、神の館で教務相談を受けました。
そこから見えてきたのは、一番の悩みは仕事でも、健康でもなく、「家庭」だったこと。振り返ってみれば、我が家は「心が安らぐ家庭」とは言えず、早く結婚して家を出たいと考えていました。親の欠点ばかり見て、「自分は教えを学んでいるから、ちゃんとできている」と思い込み、心配を掛けていたことにすら気付いていなかったのです。
「これまで目を背けてきた親との関係を円満にしたい」という思いが湧き上がってきました。自分の正直な気持ちを話してみると、厳しい父から予想外の温かい言葉が…。親は自分の味方だと実感しました。私も、義務的にしていた家事に心を込めて取り組んだり、心配を掛けない会話を意識したり、安心してもらえる生き方に努めたのです。
そのうちに、前は休日になると「ごろごろして」と小言を言っていた母が、「若くないんだから、ゆっくり休みなさいね」といたわってくれるように…。家の居心地が良く、すっかり「おうち大好き人間」になった私です。
体の健康も取り戻し、今は新しい職場で働いています。「お役に立たせてもらいたい」「自分の良さを磨いて光らせたい」という気持ちでいっぱいです。忙しい毎日ですが、心は充実しています。あの時の悩みがあってこそ、思いを引きずらない、前向きな自分になれたのだと感謝です。