No. 76

逃げずに向き合ってよかった!

(群馬県RM/50代女性/パート)

学童保育の仕事を始めて、一年ほどになります。大きな施設のため、職員も多く、最初は人間関係でかなり苦労しました。まとめ役の一人が、感情的に子供たちを叱りつけたり、ミスを事細かに責めたりするので、現場の空気はいつもぴりぴり。その人の感情を逆なでしないように気を遣い、職員同士の信頼関係もなく、大切な子供たちの環境を守ることに心を向けられませんでした。

さまざまな改善の提案も取り合ってもらえず、心が折れそうになりましたが、教会の教えを学ぶうちに「嫌なことから逃げては何の解決にもならない」と気付きました。そこで、まず自分ができることをやろうと思い直したのです。相手の話をよく聞くこと、笑顔で穏やかに接すること、必要だと思うことは言葉を選んで伝えていくことなど。逃げるのではなく、積極的に周りの人と関わっていきました。

すると、一人、また一人と私のことを受け入れてくれる人が増えていったのです。さらに数カ月たった今では、感情的だった人が穏やかに子供たちに接するまでに変わり、現場の雰囲気が良いものになりました。

伸び伸びと楽しそうに過ごす子供たちの姿を目にするたびに、自分の関わり方一つで、こんなにも変化が出るということを実感しています。嫌なことから逃げずに、しっかりと向き合って本当によかったと思います。