No. 583

きっかけは子供の反抗期
夫婦で「家庭の再構築」
(静岡県YY/40代女性/主婦)

「温かい家庭」に人一倍憧れていました。親が多忙で、本音を話せなかった子供時代。大人になって家庭を持ってからも、心の寂しさは埋まりませんでした。夫は仕事優先で、娘と息子の子育ては私任せ。「何でこんな人生なんだろう…」と思っていたのです。

何で分かってくれないの?

そんな中、3歳の息子が大暴れするようになりました。窓ガラスをたたき、泣き叫ぶ様子を虐待と誤解され、通報されたほどです。パニック状態の私を見て、娘が怖がるようになりました。夫に「助けて」と泣き付いても、「自分はちゃんと働いて、父親の責任は果たしてる。何が不満なんだ」と取り合ってもらえません。がくぜんとしました。

すがりつくように神の教えを学びました。「子供のことは夫婦で向き合う」そうしようと試みていたつもりでした。でも、私は、不安な心を感情的に夫に「ぶつける」だけで、「夫婦二人で心を重ねる」ことに意識が向いていなかったのです。

二人で向き合えば、必ず解決へ

心を重ねるために、夫に「寄り添う」ことを実践しました。ある日、疲れた表情が気になって声を掛けると、職場の人間関係の悩みを打ち明けてくれました。「これまで一人で感情を処理していたけど、君が聞いてくれただけで落ち着いた。家族ってすごいね」と言うのです。さらに「自分の父親は、『外で働いて生活を守る人』だった。だから、子供にどう接したらいいか分からなかった」と、本心を話してくれました。

私も、夫に「仕事で忙しいと思うけれど、子供を少しでも抱っこしてあげてほしい。それだけで喜ぶと思うの」と伝えました。ようやく言えた「私の本音」です。心がすーっと楽になりました。

その後、夫は子供たちとの時間をつくってくれるようになりました。息子は本当にうれしそうで、夫も、「お母さんがああ言った理由が分かったよ」と言っていました。夫との気持ちの重なりを感じるほどに、息子の反抗期も落ち着いていったのです。

これからも心を重ねて

小学生になった息子は、毎日夫と仲良くお風呂に入ります。「お父さんが笑ってくれるのがうれしい」と言う姿に、成長を感じました。娘は、人を悪く言わない子に育ちました。私の隣で家事を手伝いながら、学校の出来事を楽しそうに話してくれます。

私と夫には、夜の日課があります。「一日のプチ反省会」です。ふとした子供の様子を振り返りながら、お互いの気持ちを語り合う…、何げないことですが、私たちにとっては大切な時間です。

「本音を言えない人生」は自分の心がつくっていました。心を変えてくださる神に出会い、憧れの「温かい家庭」が築けていることに、心から感謝しています。

神示で確認 「喜び」の仕組み

家庭は 家族の心が重なり合って生きている
    「心の道」の真実である
 夫婦の会話 心冷静に 互いに敬い合って あるべき姿を語り合うこと
 夫婦の心が共鳴するほど 我が子の心に 親を慕う愛が育ってゆく
「教え」を家族で学び 「真理」に生きるなら
    自然と夫婦 親子の会話は深まり
      愛と信頼と期待を共感する家庭へと成長してゆける

『真実の光・神示 平成28年版』32ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

家庭は
  家族の心が重なり合って生きている
    「心の道」の真実である
 夫婦の会話
    心冷静に 互いに敬い合って
      あるべき姿を語り合うこと
 夫婦の心が共鳴するほど
  我が子の心に
    親を慕う愛が育ってゆく
「教え」を家族で学び
  「真理」に生きるなら
   自然と夫婦 親子の会話は深まり
    愛と信頼と期待を共感する
      家庭へと成長してゆける

『真実の光・神示 平成28年版』32ページ(中略あり)