夫から突然、「母さんががんなんだ」と聞かされました。義母は私たち夫婦に心配を掛けまいと、言えずにいたのです。かなり進行していて、手術日も決まっているとのこと。夫の動揺は大きいものでした。
できていると思い込んでいた!
不安でたまらず、偉光会館へ。教務相談で「夫婦で会話をしていますか」と聞かれました。自信満々で「はい! その日の出来事を!」と答えると、「それは業務連絡ですね。どんな気持ちか、お互いの思いを共有していますか?」と言われたのです。
二日間よく考え、そして気付きました。我が家は、8人家族でにぎやかなので、夫ともたくさん会話できているように錯覚していただけだったのです。
私は、夫の話の途中で「こうしたらいいんじゃない?」とよく言っていました。私なりのアドバイスでしたが、ある時、「話を聞いてほしいだけなんだよ!」とキレられたのです。その時は「何でよー。真剣に考えてあげたのに」と思いましたが、確かに「夫の思い」は聞いていませんでした。
「受け止める」ことを意識して
義母が心配で夜も眠れない夫。「俺、手術に合わせて会いに行っていいかな?」と言いました。以前の私なら、「コロナ禍なのに!?」などと言っていたかもしれません。でも、この時は「夫の思い」を受け止めようと思ったのです。
「心配だよね…。コロナ対策しながらなら、行っていいよ。離れていてなかなか会えないけど、私にとってもお義母さんは大切な人だし、一緒に支えるから」。そう言うと、夫は「そうだね。直接会いに行かなくても、精神面で支えることもできるから、そうしよう」と、ホッとした表情に変わりました。
入院中の義母に、テレビ電話で娘たちの様子を見せ、たくさん励ましました。義母は、「家族みんなの姿に癒やされる」と本当に喜んでくれました。その後、手術は成功し、医師が驚くほどの回復ぶりを見せ、今は元気いっぱいに生活しています。
けんかにならない伝え方
このことがきっかけで、私たち夫婦の絆も深まりました。ある日、夫に「あした会社に持っていくお茶、用意してくれとる!?」と強く言われました。いつもなら「もっと早く言って!」と、けんか勃発です。それが、「してほしいことは、言葉で言ってくれたらうれしい。何も言わずに『察しろ』的な感じだと、伝わらないこともあるから…」と、優しく言えたのです。すると、夫も「そっか。分かったよ」と、すんなり受け止めてくれてビックリ。思いをため込むのではなく、素直な気持ちを優しく言えば、けんかにならないと分かりました。
時々、「きょうは疲れてるから、機嫌が悪く見えたらごめん」と夫に言われます。以前は、夫の機嫌が悪いと無視していましたが、今は「何かあった?」と聞いたり、少しそっとしておいたり、関わり方が変わりました。これまでお互いに閉ざしていたものを、言葉で伝え合えるようになってきたことを感じます。「本当の夫婦の会話」の意味に気付けてよかったです。
神示で確認 「喜び」の仕組み
有限の時に生きる「人生」を 生きがい多いものとするために
家族で「教え」を学び 家庭の姿(実体)に「生かす」心(信念)が必要
「教え」に生きる家庭には 夫婦の会話 心の交流がある
自然と家族の気持ちもゆったり流れ
互いに声を掛け合い 「運命」の力に導かれて「生きる」人が育まれてゆく
『真実の光・神示 平成29年版』30ページ(中略あり)
神示で確認 「喜び」の仕組み
有限の時に生きる「人生」を
生きがい多いものとするために
家族で「教え」を学び
家庭の姿(実体)に「生かす」
心(信念)が必要
「教え」に生きる家庭には
夫婦の会話 心の交流がある
自然と家族の気持ちもゆったり流れ
互いに声を掛け合い
「運命」の力に導かれて
「生きる」人が育まれてゆく
『真実の光・神示 平成29年版』30ページ(中略あり)