(佐賀県YM/40代女性/主婦)
毎月、小学生の息子たちと、青少年向けの勉強会に出席しています。ある時、職員の「友達と仲良く過ごせていますか?」との質問に、二人とも元気に「仲良く過ごせてる!」と答えました。その言葉を、とてもうれしく聞きました。
実は、長男は一時いじめに遭っていたのです。それが分かった時、私たち夫婦と長男で、原因は何か、勉強会で学んだことを基に語り合いました。一つ見えたのが、学校で挨拶ができていなかったことです。「友達と仲良くするには挨拶からだよね」と確認し合いました。息子は、大きな声で明るく挨拶しようと心に決めて、翌日から毎日実践しました。すると、いじめはなくなり、「クラス全員が友達」と言えるまでに環境が良くなったのです。悩みを乗り越えた長男には、自信が感じられました。
次男は、こんなことを話していました。「クラスの女子が言い合いをしているとき、僕は関係ないのに『間に入って』と言われるんだ。でも、僕は、誰が悪い、悪くないって決められないから、いつも『分からない』って答えているよ」と。いつも明るい次男も、間に挟まれて苦しいときがあるようです。でも、相手を傷つけない、思いやりのある言葉で友達と調和しているのだと感心しました。
子供の心の成長を目の当たりにし、感動です。我が子から、教えを学ぶ大切さをあらためて教えられました。二人に負けないように、夫婦で教えを学び、心を育む温床となる家庭を、責任を持ってつくっていきます。