「まだ親孝行もできていない…」90代の母が危篤になり、悲しくて、寂しくて、どうしようもない思いに駆られました。
「みんながいるよ」と伝えたい
母を悔いなく見送るために、今、何ができるのか…? 偉光会館で教務相談を受け、「家族で心を重ねること」と教わりました。三人姉妹の私は、隣の市に住む姉と手分けをしてみんなに連絡。「子や孫、ひ孫の声を母に届けたい」その一心でした。
すると、「会えないけど、みんなばあちゃんのことを思っているよ。心は一緒だよ」「幼いひ孫も、おばあちゃんを応援しているよ。少しでも長生きしてね」そんな温かい声が次々と送られてきたのです。写真入りメールなど、たちまち数十件が集まりました。
母の心に思いが届いた!
早速、届いたメッセージをノートにびっしり書き込み、姉と一緒に病院へ。意識のない母の枕元で、一つ一つ伝えていきました。すると、母の目から涙がすーっと流れ落ちたのです。「母の魂にしっかり届いている!」うれしくて仕方ありません。涙を拭いてあげながら、目には見えない思いが伝わる世界を感じ、心が震えるほど感動したのです。
身内からのメッセージは毎日届き、母に伝え続けました。「お母さん、よかったね、うれしいね」と。「母を思うみんなの心が一つになっている」という確かな実感がありました。
残してくれた身内の絆を太く
数日後、母は本当に穏やかに、安らかに、最期を迎えました。縁ある人たちに送られ、神の館で明魂祭の儀式も受けました。神のお力による御魂送りによって、何も思い残すことなく旅立てて、私たち家族も、心の底から安心できたのです。
母は亡くなったのに、今でも近くにいるようです。今回のことを機に、姉妹や親戚同士で声を掛け合い、助け合うことも増え、「きっと母も喜んでいるだろうなあ」と、つくづく感じます。残された家族、身内が仲良くすることが、何よりの供養。毎日手を合わせて語り掛けると、母の笑顔が心に浮かんでくるのです。
神示で確認 「喜び」の仕組み
人間は 家族との関わりの中で 生涯を歩み 「心の道」をつないでゆく
人間は誰も 老いて 終日を迎えてゆく
その時 家族の縁が 悔いを残さず「生きる」 心の支えと成る
『真実の光・神示 平成29年版』14ページ(中略あり)
神示で確認 「喜び」の仕組み
人間は 家族との関わりの中で
生涯を歩み
「心の道」をつないでゆく
人間は誰も
老いて 終日を迎えてゆく
その時 家族の縁が
悔いを残さず「生きる」
心の支えと成る
『真実の光・神示 平成29年版』14ページ(中略あり)