子供が帰省するたびに、夫は「あそこが片付いていない」「これもできてない」と、ここぞとばかりに私への不満をぶつけてきます。「息子に父親の威厳を見せたいのだろう」と思っていましたが、それがいかに勝手な解釈だったのか…。そこに初めて気付いた時から、全てが好転していったのです。きっかけは、今年の祈願祭でした。
「読んで満足」では駄目
私は、病院の看護部の責任者として700人の部下を統括しています。コロナ禍で現場は緊迫し、さまざまな対応や会議に追われる毎日…。あまりの忙しさに頭はパンパン、体はクタクタでした。そのような中で受けた祈願祭で、「神の教えを人生の支えに生きる努力を、本気でしていますか?」と、神に直接問い掛けられた気がしたのです。
その日から心を入れ替えました。まずは学ばなくては! わずかでも時間をつくり、公式サイトやメルマガを開いて、チェックしました。読んで満足するのではなく、「今の私にとって必要なキーワードは何?」と考えながら、何度も何度も学んでいったのです。
学んで見えたキーワード
そうして見えたキーワードが「妻の役割」です。神が言われる妻の役目は、「家族の心を柔らかく包み込むこと」私がやるべき努力はこれだ!と目が覚めました。
妻の私がしっかり働き、夫は家で家事を担当。夫の仕事がうまくいかなくなり、数年前から、我が家はこのスタイルで力を合わせてきました。ところが、あまりの忙しさにゆとりをなくし、いつしか「私が仕事できなくなったらどうするの?」と上から目線に…。家に帰れば温かいご飯が出てきて、掃除も洗濯も、全て夫がしてくれているのに、感謝は一ミリもありませんでした。それどころか、ご飯も食べずに帰りを待ってくれる夫に、「先に食べてよかったのに」「あなたは糖尿病なんだから、自分で体調管理して」と、冷たく言い放つ始末でした。
我が家なりの「家族の支え方」
「家事をしてくれる」その奥には、私を思ってくれる夫の「心」がある。そこに感謝が湧いてきました。「お父さん、ありがとう」と言わずにはいられなくなり、すぐさま駆け寄って、心を込めて伝えました。その瞬間、夫の表情がぱあっと明るくなったのです。これが、「心を柔らかく包み込むこと」だと実感しました。
最近、夫婦の「心の重なり」をとても感じます。「ありがとう!」「疲れてない?」「すごく助かった」など、いたわる言葉を使えば使うほど、夫も同じように返してくれるのです。それに、夫は普段から私の様子を見て、本当によく気に掛けてくれます。「やっぱりお父さんは大黒柱」「これが、お父さんなりの家族の支え方なんだ」と、日に日に感謝が膨らみます。
仕事の忙しさは変わらないのに、不思議と心も体も元気です。年初の祈願祭で、心を立て直せたおかげです。「神の教えを人生の支えに生きる努力」本気で継続していきます。
神示で確認 「喜び」の仕組み
「教え」を通し 気付きを得て 「悟り」を深めゆく我(人生)であれ
「家庭」の姿(真実)に気付いて 家族で「教え」に生きる努力をする
自然と 家族一人一人の心は悟りを深め
互いに声掛け 補い 支え合う気持ちが芽吹く
『友輪』332号2ページ(中略あり)
神示で確認 「喜び」の仕組み
「教え」を通し 気付きを得て
「悟り」を深めゆく
我(人生)であれ
「家庭」の姿(真実)に気付いて
家族で「教え」に生きる努力をする
自然と
家族一人一人の心は悟りを深め
互いに声掛け 補い
支え合う気持ちが芽吹く
『友輪』332号2ページ(中略あり)