結婚して24年。二人の娘を授かり、看護師としても充実した日々。全てが順調でした。ただ一つ「夫婦関係」を除いては…。
神の教えを都合よく解釈
私は、結婚生活のほとんどを「別れたい」と思いながら過ごしてきました。最も嫌だったのは、夫が人をすぐに疑うこと。また、何を言っても「そうじゃない」と否定されるので、だんだん話さなくなりました。
神の教えは結婚前から学んでいましたが、今思えば全くのダメ信者でした。「六つの花びら(※)」を学んだ時は、一番目の「夫・妻」から咲かせると教わったのに、「それ以外は恵まれているから大丈夫!」と、都合よく解釈していたほどです。
初めて聞いた夫の本心
そんな中、長女の結婚が決まりかけた時に事件は起こりました。夫が、お相手のご家族を、根拠もないのに疑い始めたのです。いつもなら言い返していたはずですが、この時の私は違いました。不思議と「とにかく話を聞こう」と思ったのです。
夫の話からは、娘を心配する気持ちが伝わってきました。それだけではありません。夫には、24年間抱えてきた思いがあったのです。「お前はいつも相談しないで勝手に決める。娘とは楽しそうに話している。置き去りにされたようで寂しかった」初めて聞いた夫の本心でした。
人を疑う性格なのは、夫の持って生まれた実体。でも、そこにストレスを感じ、夫をないがしろにしていた私も、実体が出ていたのです。申し訳なさでいっぱいになり、心から夫に謝りました。24年間何をしていたのか…。悔しくて神の館の職員に話すと、こう言われました。「生きている間に気付けてよかったですね」心がふわっと軽くなりました。実体の修正は、生きている間にしかできないこと。そこに今、気付けたことが大きな奇跡だったのです。
「実体の修正」を意識すると…
まず取り組んだのは「一人で何でも決めないこと」です。ちょうど次女が進学で一人暮らしをすることになり、アパート探しのことなど、一つ一つ相談していきました。
これまでは私がパパッと決めて事後報告。それが楽と思っていましたが、そうではありませんでした。「ここどう思う?」「こんな所もあってね…」と歩み寄っていくと、夫も否定的な言葉を使わずに、意見を重ねてくれるのです。その会話の楽しいこと! 私が実体の修正を自覚したことで、夫もこんなに変わるのかと驚きました。
長女の結婚も、何度も話し合う中で認めてくれました。「きっと神様がこの縁をくれたんだな」という夫の言葉は、私の心に深く刺さりました。
仕合せになる上で一番の基礎たる「夫婦」を24年もすっ飛ばしてきた私。娘の結婚を機に、自分自身の足元を見詰め、修正できたのは神の手の中…と思います。もう「別れたい」なんて思いません。これからの人生、子供たちから憧れられるような仲良し夫婦を目指します。
※六つの花びら;神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。①夫・妻、②男女の子供、③健康、④職業、⑤生活、⑥希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、人の役に立とうという意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『理知の真理12』9ページで確認しましょう。
神示で確認 「喜び」の仕組み
――悔いなき人生 基なすものは 「和のある家庭」――
魂安らぐ家を願い求めて 人生歩む
自然と 神の教えが心に残ると申す
教えは「真理」 ただただ心かけて実践すべし
実践重ねるほどに 会話も増えて 存在通して 支え合える家となる
神の手の中 家族の心導かれ 縁を深めて その家は栄える
『真実の光・神示 平成18年版』181ページ(中略あり)
神示で確認 「喜び」の仕組み
――悔いなき人生 基なすものは
「和のある家庭」――
魂安らぐ家を願い求めて 人生歩む
自然と 神の教えが心に残ると申す
教えは「真理」
ただただ心かけて実践すべし
実践重ねるほどに 会話も増えて
存在通して 支え合える家となる
神の手の中 家族の心導かれ
縁を深めて その家は栄える
『真実の光・神示 平成18年版』181ページ(中略あり)