No. 469

二人の重なりに悩みも解消
基本は「夫婦で語る」
(長崎県YM/40代女性/事務)

夫と仲が悪いわけではありません。でも、結婚して約20年、私の相談相手はいつも実家の母でした。二人の息子のことも、母に話しておしまい。夫も、育児は私にお任せ状態。それでも順調に育っていたのに、思春期を迎えた頃から口数が減り、徐々に心配なことが増えていったのです。

夫に思いを伝えてみたら…

子供にやる気がない、友人関係でつまずいたなど、次々と生じる悩み。何で? どうして? どうすればいいの? 思い悩んだ私は、しばらくぶりで神の館へ。足を運ぶたびに、「夫婦で思いを語り合う大切さ」が心に残りました。併せて、薦められた神示集を毎日読んでみたら、心が安心感に包まれていったのです。

そうして少しずつ、夫にいろいろなことを話すようになりました。夫は最初、「え? 自分に相談しているの?」と言わんばかりに戸惑っていました。それでも、「うん、うん」とうなずきながら、一生懸命に話を聞いてくれたのです。自分の思いを受け止めてもらえたことが、どれほどうれしかったことか…。しかも、じっくり考えてから、夫も思いを話してくれて、「これが夫婦なんだ!」と感動でした。

さらに、子供たちにも、「最近どうだ?」「お父さんはこう思うよ」などと、積極的に関わり始めたのです。

妻として支えたい一心で

そんな時、夫が自営する建築会社で、支払いのトラブルが起きました。注文主と実際に指示をくれた人との話し合いが、不十分だったようです。「指示どおりに動いたのに、許せない」と憤る夫をどう支えればいいのか。妻として何ができるのか。行き着いたのは、やはり「夫婦の会話」でした。

夫と一緒に私まで感情的になっては、火に油を注ぐだけ。何とか冷静さを取り戻せるよう、夫の思いに、穏やかに、真剣に耳を傾けました。「そうだね」「お父さんの気持ち、分かるよ」などと言いながら会話していくうちに、高ぶっていた気持ちが収まっていきました。やがて、「商売をしていれば、こんなこともある」と、すっきりした表情に。不思議なことに、しばらくして入金があったのです。全額ではなかったものの、夫も納得したようでした。

夫婦が支え、補い合えば、どんな困難も乗り越える力が生まれる。さらに、夫婦の和は、子供にも良い影響をもたらします。

「教え」が心にある仕合せ

最近の我が家は、父子で話すことが増えました。私も、息子から何か聞いたら、「お父さんと一緒に話そうね」と伝えています。夫が「そうか、そうか」と、子供たちの話を聞いている姿は、「頼もしい父親」そのもの。私の言うことを子供が聞かないときは、「お母さんは、おまえたちのために言ってるんだぞ」と、応援もしてくれます。うれしいことに、子供たちの気持ちも自然と落ち着いてきました。

「教えで生きる」ことを心に置いただけで、これほど変われるとは思いませんでした。「教えを実践すれば、物事は必ず好転する」と実感する毎日です。

神示で確認 「喜び」の仕組み

「家庭」の姿(真実)に気付いて 家族で「教え」に生きる努力をする
「教え」で心(実体)を正し 声掛け合う家庭(家庭環境)に
    「運命」は磨かれ 「人生」を悔いなきもの(時代)へと導く力と成る

『友輪』332号2ページ(中略あり)

令和3年に必要な心の在り方として、神が表してくださった神示の一節です。家庭の中で神の教えを生かすこと。神は折に触れて、その重要性をお教えくださいます。家庭は、各人の持つ運命、すなわち人のために役立つ力が磨かれる場だからです。夫、妻、父、母、子…と、それぞれが自分の立場を踏まえて、家族と関わっていきましょう。必ず、より仕合せな人生へと歩みを進めていくことがかないます。

神示で確認 「喜び」の仕組み

「家庭」の姿(真実)に気付いて
  家族で「教え」に生きる努力をする
「教え」で心(実体)を正し
  声掛け合う家庭(家庭環境)に
    「運命」は磨かれ
     「人生」を
      悔いなきもの(時代)へと
        導く力と成る

『友輪』332号2ページ(中略あり)

令和3年に必要な心の在り方として、神が表してくださった神示の一節です。家庭の中で神の教えを生かすこと。神は折に触れて、その重要性をお教えくださいます。家庭は、各人の持つ運命、すなわち人のために役立つ力が磨かれる場だからです。夫、妻、父、母、子…と、それぞれが自分の立場を踏まえて、家族と関わっていきましょう。必ず、より仕合せな人生へと歩みを進めていくことがかないます。