No. 465

わきまえる生き方とは?
「任と立場」を意識して
(横浜市MS/50代女性/アルバイト)

保育士として常勤で働いてきましたが、3年ほど前からアルバイトになりました。神の教えでは、任と立場をわきまえる生き方を学んでいます。「バイトだから目立たず、控えめに」私は、これが大事と思っていました。

「バイトだから」どうする?

そんな中で、若手の保育士を見ていると、それぞれに頑張っているものの、「もう少しこうすれば、やりやすいのになあ」と感じることもしばしば。でも、バイトの立場だから…と思い、あれこれ言わずに見守っていました。

一方で、「本当にこれでいいのかな?」という思いがよぎったのも事実です。神の教えに照らし合わせて考えてみると、答えが見えてきました。仕事で大切なのは、「できることを惜しみなく」という奉仕の心で取り組むこと。私には「バイトだから」という変な遠慮があり、奉仕の心を発揮しきれていなかったのです。

言葉を選びながら思いを伝える

相手の気持ちを考えながら、できることで自ら関わっていく。これが本当の「わきまえた生き方」だと思いました。そこで、ミーティングで若手の先生に、「あの時の声掛け、すてきだったよ」「あの連携はよかったね」などと褒めつつ、「こうするのもいいかもね!」「こんな方法もあるよ」と言葉を選びながら、提案してみたのです。

後日、その先生が「先生の言うとおりにしたら、すごくやりやすかったです。これからもアドバイスお願いします!」と声を掛けてくれました。自分の経験やスキルが役に立ったと思うと、本当にうれしく、私自身もやりがいを感じた瞬間でした。

喜び、生きがいを味わうコツ

先日、休み明けで子供たちが落ち着かない時があり、担任の先生が留意して全体を見ていました。そこで、私はその中でも一番元気なグループの子供たちを「一緒に遊ぼう」と誘ってみることに。いつの間にか他の子も次々と輪に入ってきて、楽しく遊べました。

その日のミーティング。「先生がうまく遊びに誘ってくれたおかげで、みんな落ち着いてくれました」「子供たちは先生が大好きですよね。先生がいるだけでうれしそう!」と、何ともありがたいお言葉を掛けていただいたのです。「わあ! 私が一番うれしいです!」と言うと、その場が笑いに包まれ、温かい雰囲気になりました。

任と立場をわきまえて生きる。それは「喜びや生きがいを味わうコツ」そのものでした。決して「押し付け」にならないように気を付けながら、私にできることを出し惜しみせずに、取り組んでいきたいです。

神示で確認 「喜び」の仕組み

「真理」に悟り得て 道(人生)ゆく人の姿は 輝いている
 今なすべき我が「任(立場)」が見えている
    ゆえに 「道」欠く動きを取らない
 相手の立場を受け止め 敬い 心(気持ち)重ねて生きんとする
 心明るく 楽しい「人生」 手にする姿(生き方)が ここにある

『真実の光・神示 平成24年版』30ページ

神示で確認 「喜び」の仕組み

「真理」に悟り得て
    道(人生)ゆく人の姿は
      輝いている
 今なすべき我が「任(立場)」が
  見えている
    ゆえに
      「道」欠く動きを取らない
 相手の立場を受け止め 敬い
  心(気持ち)重ねて生きんとする
 心明るく 楽しい「人生」
    手にする姿(生き方)が
      ここにある

『真実の光・神示 平成24年版』30ページ