1月。私の成人の儀に、家族みんなが参列してくれました。この20年間は、決して平凡ではなく、つらくて、悲しい出来事もたくさんありました。でも、神の存在が、いつも私の心を支えてくれました。
頭痛に悩まされていた毎日が…
私が小学生の頃、家族はバラバラでした。会話はするけれど、本音で語り合わない。そんな状況で、やがて両親は離婚。私は、父や姉、兄と離れ、母と二人で暮らすことになりました。学校では友人関係でストレスがたまり、毎日のように頭痛に悩まされ、病院通いになってしまいました。
こんな状態から早く抜け出したい! そう思い、毎月欠かさず実りの集いに出席しました。教えを素直に、正直に実践していると、友達関係も良好になり、頭痛も解消していきました。さらに、中2の頃には、離れていた家族と、また一緒に暮らせるようになったのです。
思いどおりになるのが一番?
神が奇跡を起こしてくれた!と安心して迎えた高校受験。結果は不合格でした。私は、「ちゃんと勉強を頑張って、祈願もしたのに何で?」と、神に見放されたような気持ちでした。
でも、神の教えを学ぶことはやめませんでした。いざ高校生活が始まると、すてきな友達や先生方に恵まれ、楽しい毎日を送れました。その時に分かったのは、「自分の思いどおりになるのが一番ではなかった」ということです。神は、私が良い人生を送れるように、導いてくださっている。そのために、自分も教えを学んで努力することが大切と、やっと気付けたのです。
笑いの絶えない家族になれた!
大学生になった今、家族と一緒に教えを学ぶのが私の楽しみです。本音で語り合えるようにもなりました。バラバラだった頃がうそのように、笑いの絶えない家族です。
成人の儀で、伝導師が神示を読んでくださった時、涙がたくさんあふれました。「神はずっと私のそばで応援してくださっていたんだなあ」と、感謝と感動で胸がいっぱいになったからです。教えを学んできてよかった! 心の底からそう思います。
母より
「お母さん、私の成人式は教会でやりたい。お母さんの着物あるでしょう? 私も着たいな」昨年の1月、娘に言われ、一年越しの夢がかないました。
思い起こせば、私たち家族が信者となったのも20年前でした。でも、当時の私は「我慢して、何でも一生懸命頑張れば、仕合せは手に入る」という気持ちでした。ところが、その思いとは裏腹に次々と問題が起きて、夫と心が擦れ違っていきました。
「こんなに頑張っているのに、なぜ?」という本心を神に訴え、必死で教えを学びました。子供も、私の心を支えてくれました。「しんこんがついている。ぜったいしあわせになろうね」という娘の手紙に、どれほど励まされたか…。離婚しても、家族との交流は続き、数年後には夫と心が通い合う会話ができるまでになっていました。
娘は、成人の儀で神示を聞いた瞬間、ずっと我慢してきた涙があふれたのだと思います。そんな私も、畏れ多いことですが、神がそばで温かく包み込んでくださっている気がして、涙が止まりませんでした。
20年かけてやっと手にできた家族の和。この仕合せを失わないように…。儀式を通して、教えに生きる心を強くしています。
神示で確認 「喜び」の仕組み
光る我が道(人生) 我が晴れ姿 きょうの喜び 思うぞ うれし
真実の道歩みしきょうまで これからの光(みち) 永遠(とわ)に絶やさん
ああ 我 人と生まれきて ゆく末の幸(さち)多からんと 愛の道ゆく心ぞ 楽し
『幸福の花』104ページ
※成人の儀で伝導師が読み上げる、神が若人の思いを代弁した神歌です。儀式を通して20年の人生を振り返り、若人の心には、神に、そして両親や家族、周りの人への感謝が込み上げます。併せて、ゆく末の幸を願ってくださる神の御心を感じ、神に心を寄せて生きる決意と、未来への夢が膨らむひとときです。
神示で確認 「喜び」の仕組み
光る我が道(人生) 我が晴れ姿
きょうの喜び 思うぞ うれし
真実の道歩みしきょうまで
これからの光(みち)
永遠(とわ)に絶やさん
ああ 我 人と生まれきて
ゆく末の幸(さち)多からんと
愛の道ゆく心ぞ 楽し
『幸福の花』104ページ
※成人の儀で伝導師が読み上げる、神が若人の思いを代弁した神歌です。儀式を通して20年の人生を振り返り、若人の心には、神に、そして両親や家族、周りの人への感謝が込み上げます。併せて、ゆく末の幸を願ってくださる神の御心を感じ、神に心を寄せて生きる決意と、未来への夢が膨らむひとときです。