我が家は、私の両親、私たち夫婦、子供と三世代家族です。
全てをマイナスに感じる心
ここ数年、職場では何度も異動がありました。頑張りたい気持ちはあっても、上司への苦手意識から、仕事の流れがなかなか覚えられないことも。失敗の連続で、仲間にも迷惑を掛けていました。自信を失った私は、体調を崩し、次第に退職を考えるようになっていったのです。
母に愚痴っては、かえって心配を掛ける始末。精神的にも追い込まれ、とうとう上司から診断書の提出を求められました。清掃の仕事に異動する打診もあり、「会社は私を必要としていないのだ」と思えて、悔し涙が止まりませんでした。
気付いて実践、結果が吉に
神の館に足を運んでは、つらい思いを神に訴えました。その時、仕事に貴賤はなく、どのような心で取り組むかが大切。何より、仕合せの基は夫婦の調和にあること。もっと夫と向き合い、その時々の自分の気持ちをありのままに伝え、二人で手を携えて乗り越えていくことが重要と、学びました。
夫と結婚し、別の家庭を築いているのに、家の中ではいつまでも両親の子供という意識が強かった自分にも、初めて気が付きました。頼るべきは夫でした。さらに夫婦で会話する重要性がつかめ、自分から夫に何でも語り、思いを重ねる努力を始めました。すると、徐々に気持ちが落ち着きを取り戻し、前向きになっていったのです。
感謝の思いを呼ぶ“ゆとり”
その後、職場では清掃の仕事に異動となりました。必要とされていないから異動になった。そう思い込んでいましたが、会社は、私の良さを何とか生かそうと、いろいろ考えてくれたのだと気付き、心から感謝しています。慣れるまで時間はかかったものの、最近では仕事が楽しくなりました。しかも、あれほど苦手だった前の部署の上司から頼られるようになり、うれしさが込み上げてきました。仲間にも信頼してもらい、やりがいのある毎日を過ごしています。
夫と心が重なるほど、自分の気持ちが安定し、職場の仲間を受け入れるゆとりが持てるようになりました。そこに、周りの人の心も変わり、まさに神の教えのとおりと思います。教えを学べるありがたさを、あらためて感じています。