No. 393

子供の未来を左右する
夫婦の大切な関わり方
(広島県HH/30代女性/主婦)

私の誕生とともに、親が信者と籍を置いてくれました。成長するにつれ、神の館から少しずつ足が遠のいていった私の仕合せを願い、母は諦めずに声を掛け続けてくれました。その時は、「うるさいな―」と思っていましたが、今は母に感謝の思いでいっぱいです。

学んで気付いた大事なこと

今年の2月、母に誘われて、神示から子供との接し方がつかめる「親の会」に初めて出席。続いて、神の教えを親子で学ぶ「実りの集い」にも、子供と一緒に参加しました。そこで、子育ては、夫婦が心を重ねて子供に触れていくことが大切と知り、大反省。夫との会話が少なく、子育てを一人で頑張ってきた私にとっては、まさに目からウロコが落ちる思いでした。

それから間もなく、小学校6年生の長女が、学校に行こうとすると腹痛を起こし、登校できなくなってしまったのです。頑張って登校しても、結局は保健室で休む日々。本人に理由を尋ねても、「よく分からない…」としか言いません。苦しんでいる娘に、親として何をしてあげたらよいのか。答えを探して、「実りの集い」に子供と共に出席しました。その時、長女は、「親に何でも話していこう」と思ったそうです。私は、夫婦、親子が正しい関わり方をするか否かで、子供の人生が大きく変わっていくことをつかみました。

教えの実践に現れた変化

夫は家でイライラしていることが多く、私は、「この人はどうにもならない」と諦めていました。しかし、我が子のためにも、夫を受け入れたい…。そうした思いを、素直に神に語りました。そして、温かい心で声を掛けていこうと、努力し始めたのです。

長女は、学校であったことだけでなく、「うれしかった」「嫌だった」と、その時の自分の気持ちを話してくれるようになりました。以前は、忙しさにかまけて、娘の話をあまり聞いていませんでしたが、今はしっかりと耳を傾ける時間を取っています。おかげで、娘の気持ちも落ち着き、ゆったりしているのを感じます。

そのうち、不思議と腹痛を訴えることがなくなったのです。これまでが、まるでうそのように、毎日元気よく、笑顔いっぱいで学校に通っています。その姿を見た時、神の教えを軸に家族と触れていくこと、まずは自分が相手に寄り添っていくことがどれほど重要か、感謝とともにあらためて感じました。教えがなかったら、娘や家族の人生はどうなっていたのだろうかと考えると、恐ろしいです。

まだまだ途中ですが、家族でもっと会話を重ね、親子で学んだ教えを日々の生活に生かし、和のある家庭を築いていきます。それが、母への恩返しにもなると思っています。