No. 355

意味のない存在などない
障害を心のバロメーターに
(東京都HK/20代女性/アルバイト)

私は、高校3年生の時に、強迫性障害と診断されました。不安やこだわりが強く、日常生活に支障が出てしまう病気です。

家族の支えと神に心救われて

家の戸締まり一つも、何度も確認し、頭では大丈夫と分かっているのに、すぐに気になり、また確認してしまいます。不安で、出掛けることも、寝ることもできず、泣きたい毎日でした。

学校では、人に嫌われていないか、気になって仕方ありません。専門学校に入ると、実習や、将来のことなど、常にたくさんの不安が押し寄せてきました。「学校に行きたいのに行けない」自分の心なのに、自分ではどうにもならないことが、とてもつらかったです。

でも、家族が私の病気に一緒に向き合い、つらい気持ちを真剣に受け止めてくれました。おかげで安心できて、ようやく休学という決断ができたのです。

母は、何度も神の館へ連れて行ってくれました。最初は行くのがやっとでも、帰ってくると必ず気持ちが楽になる。行くたびに救われ、真剣に神の教えを学ぼうと決めました。

必ず花が咲く…心に響く神示

学ぶうちに、心に響くご神示に出会いました。「人間は、誕生に合わせて、社会に役立つ力を与えられ、『人生』を歩み抜く」涙がいっぱいこぼれ落ちました。私は、ずっと「何でこんな病気に」「病気さえなければ」と病を恨み、「迷惑ばかり掛けるから、いない方がいい」と、自分を責めていたからです。

でも、神が、「あなたは必要とされてこの世に生まれていて、必ず花咲く場がある」と語り掛けてくださったようで、本当にうれしくて、心がすごく救われました。

人の支えに報いる生き方を

教えに触れていると、心がどんどん明るくなっていくのが、自分でも分かりました。

あれほど恨んでいた病気を「心のバロメーター」と受け入れられるようになったのです。不安な心が出るのは、無理をしている証拠。すぐ神に語り掛けます。気が付くと、こだわる心が薄らいでいます。

こんなに明るく、強く、前向きで過ごせるのは、神に心をお守りいただいているからです。母も、「薬を飲まずにいられるって、すごいよ」と言ってくれました。その言葉で、今の自分があることへの感謝でいっぱいになりました。

今、毎日が楽しいです。家族をはじめ、支えてくださる人の顔が、次々と浮かんできます。今度は私が、同じように苦しんでいる人に、神から頂いている花咲く力で、支えになっていきたいです。