No. 1332

アルコール依存症の日々
奇跡的に成功した断酒
(静岡県ON/50代男性/作業所勤務)

これまでの人生、何と邪道に生きてきたか…。ようやく今、自分が生きる意味を感じるようになりました。 

だんだんとお酒に溺れて

20年以上前に遭った交通事故。運転中に信号待ちをしていたら、後ろからノーブレーキで車が突っ込んできたのです。車は廃車。警察官からは、「死んでいてもおかしくなかった」と言われましたが、何とむち打ち程度で済みました。ただ、体の痛みで仕事ができなくなり、つらさを紛らわすべく、お酒を飲むようになっていったのです。 

母を早くに亡くした私は、父と二人暮らし。その父の「飲み過ぎだよ」という忠告は右から左へ…。そんな中、父が突然亡くなったのです。罪悪感と悲しさで、ますますお酒に溺れました。一年もしないうちに体はボロボロ。アルコール依存症と診断されました。 

友人は離れていき、家の中でぽつんと一人…。逃げ道のお酒も「飲んだら死ぬ」と医師に厳しく言われ、その恐怖で禁断症状が出て、体も心も狂ったようになりました。 

本気で神を求め続けると

生きた心地のしない毎日。それでも、子供の頃から、父が連れていってくれた神様のことだけは覚えていました。症状が落ち着いた時、自転車に飛び乗り、往復30kmある偉光会館に向かったのです。 

「とにかく救ってほしいです」。祈願が終わり、中庭にあるベンチに座ると、不思議と心が休まって、やがてこのベンチが、一番ホッとできる場所になっていきました。禁断症状で人が怖く、電車にも乗れない私です。それでもご神前だけは、自転車で通うことができたのです。 

少しずつ引き上げられていく心

徐々に体が回復し始め、医師の許可が出て、作業所で働けるまでに。家に帰ってきたら『友輪』を読む。これを一日も欠かさずに続けました。一年ほど過ぎた頃、ふと「勉強会で学んでみようかな」という気持ちになったのです。その頃、姉からも、「教えを学んで心が劇的に変わった」という話を聞き、さらに意欲が出てきました。 

勇気を出して電車に乗って、勉強会へ。家で学んでいた時より、気付くことが多いとうれしくなりました。2回、3回…と学びを重ねる中、「自分の心の弱さを克服したい」と祈願し始めたのです。 

自分でも驚くほどの変化

そして、作業所で、偉光会館で…「自分から関わる」、これができるようになりました。自分でもビックリしています。それだけではありません。アルコール依存症と診断されて17年。一滴もお酒を飲むことなく、今に至るのです。私がこうなれたことに、担当医は「入院もせず断酒とは…。何て心の強い人だ」と驚いていました。 

孤独で、寂しくて、自力でははい上がれない“あり地獄”にはまってしまった人生。何度、父の元へ逝きたいと思ったか…。この地獄から引き上げてくださったのは、神と確信しています。周りを見れば姉弟がいて、おいっ子めいっ子もいて、支えてくれる。そこに感謝するようになった自分もいます。 

正しく人生を歩んでいきたい。父に安心してもらいたい。毎日毎日、祈願しています。人生の目標が持てて、心が明るいです。

神の手の中 万人・万物 全ての命(運命)が守られている
神が与えし皆の人生 「運命」に重なるほどに 喜び多いものとなる
 今なすべきことは一つ 「教え」を学び 「実体」を高める努力をする
 そこに 全ての知識・経験が生かされ 人との出会いも深まってゆく
 身も 心も 神の手の中 守られ 真の健康を手にできる

神の手の中 万人・万物
   全ての命(運命)が守られている
神が与えし皆の人生
  「運命」に重なるほどに
         喜び多いものとなる
 今なすべきことは一つ
   「教え」を学び
     「実体」を高める努力をする
 そこに 全ての知識・経験が生かされ
     人との出会いも深まってゆく
 身も 心も 神の手の中 守られ
        真の健康を手にできる

『真実の光・神示 令和4年版』76ページ(中略あり)