コンビニの駐車場に、車を止めた時のこと。こちらに向かって、一台の車がバックしてきたのです。「ぶつかる!」と思った瞬間には、衝突していました。
慌てて車から下りてきたのは、高齢の女性でした。思わず「何をしているんですか」と言ったものの、あまりに動揺している様子に、ふと頭によぎったことがありました。
それは、バックでぶつかった時、体に受ける衝撃の強さです。車の仕事をしている自分だからこそ、分かることでした。
きっと相手はかなりの衝撃だったはず…。そこで口から出た言葉は、「体は大丈夫ですか?」でした。その時、こわばっていた女性の表情が、がらっと変わったのです。「ありがとうございます。申し訳ございませんでした」「事故の相手があなたでよかった…」と、胸をなで下ろしていました。
すがすがしい思いになった理由
その後の話し合いもスムーズに進みました。事故には遭ったものの、何だかすがすがしい気持ちでした。
というのも、自分の心の変化を、強く実感できたからです。もともと私は短気で、意に沿わないことがあると、すぐにカッとなり、頭では悪いと分かっていても、感情を抑えられませんでした。
そんな私が今回、冷静でいられたこと。それどころか、相手側に立って考えられたこと。神の教えを学ぶようになって得られた変化に、自分自身が一番驚きました。
「変わったね」の言葉が響いて
帰宅して家族に話すと、「お父さん、すごい!」と褒めてくれました。以前の自分なら、家でも文句の一つや二つは言っていたでしょう。「お父さん、変わったね」の家族の言葉が、心地よく響いてきました。
「神の教えのおかげで変われた」今、胸を張って言えます。教えでこんなにも心を、人生を変えられるのかと感激しています。