No. 295

伸ばすも、つぶすも親次第
子供の良さを育む土壌は?
(群馬県CO/40代女性/主婦)

小学校高学年の娘と、小中学生対象の「実りの集い」に出席した時のこと。娘の長所を考える場面があり、いくつも頭に浮かんできました。中でも、一番は「人を思いやれる優しさ」だと思いました。

子供は親をよく見ている

以前の娘は、家で義母に反抗することが多く、持ち味の優しさが生かせていませんでした。それはなぜか…。神の教えを学ぶにつれて分かったのは、「子供は、親の姿を見て成長する」ということです。娘の言動は、私の義母に対する接し方そのままで、その姿を見ていたのだと気付きました。

子供の心が育まれるのは、学校でも、塾でもなく、家庭。持って生まれた良さも、家庭でこそ磨かれていく…。

親が子供に示し、伝えなければならない、人生で最も大切なことを、神の教えからつかんだ思いでした。我が子の心の苗床になるような家庭をつくることこそ、親の役目と気付いたのです。

家庭で育んだ優しさを周囲にも

親として娘に見せる姿を改めてから、驚くほど、娘の優しさがどんどん引き出されています。いつも家族のことを考え、義母の姿が見えないと、「おばあちゃん、何してるのかなあ? 見てこようかな?」などと言うのです。離れて暮らしている息子にも、「お兄ちゃん、元気にしてるかなあ?」と、温かい心を向けています。

学校でも、誰にも同じように優しく接しているようです。おかげで、いつも娘の周りには友人がいっぱい。先日は、友達に勧められて、クラスのリーダーになりました。そんな娘は、とても輝いて見えます。

背中を見られて恥じない親に

私の誕生日には、夫と一緒にカバンを選んで、プレゼントしてくれた娘。その時もらった手紙からも、親を思う優しさが伝わってきて、うれしい気持ちで胸がいっぱいになりました。

家庭環境が子供に与える影響を痛感するとともに、背中を見られて恥じない自分でいなければと、心を新たにしています。

※通信授業でも、実りの集いが学べます。視聴には、メルマガ登録が必要です。