No. 1184

夫に萎縮してしまう…
無理なく変わった夫婦関係
(埼玉県YK/60代女性/主婦)

夫は正義感の強い人で、何かあると、私がガツンと言われてしまいます。私は私で、子供たちに「お母さんの話は、何を言っているか分からない」と言われるほど口下手。話すことに自信がありません。ガツンと言われると、萎縮してしまうのです。 

ですから、昔は、「夫に話すタイミングや言葉を間違えませんように。どうか夫の地雷を踏みませんように…」と、神に願うはそればかり。やがて子供たちが巣立ち、義父母も見送って二人きりの生活になると、夫のガツンは増えました。 

「傷つく私」の前にいたのは… 

神の教えで、「会話が大切」と学ぶほど、苦しさが増す私の口下手。それが、ある日の勉強会で、「自分の思いの前に、家族の心を感じたことはありますか?」と聞いたことが、心に深く残りました。ガツンと言われて「傷つく私」。その前に「怒っている夫」がいる。「怒らせてしまう私」を変えたい。この心の変化が、萎縮するばかりの私までも変えていく大きなきっかけに。ここからが、好転の始まりでした。 

もともと夫は、頑張り屋さん。仕事にも信念を持って取り組んでいて、70歳を過ぎた今も、皆さんから求められています。そう考えると夫がすてきに思えてきて、「かっこいいね、お父さん」という言葉が思わず出ていました。「夫があなたで良かった」と、本当にそう思ったから、伝えました。 

こんなすてきな夫を…、愛する人を、地雷扱いしていたなんて。こういう私の心の動きが、根は優しい夫から「ガツン」を引き出してしまったのでしょう。

夫婦そろってうれしい変化が 

「男子厨房(ちゅうぼう)に入らず」で、「ビール、コップ、箸」だった夫が、今は、私が「ご飯、ちょっと待ってね」と言うと、食器を出したりしてくれます。ガツンと言われることもなくなって、変わったなと思います。でも、よく考えたら…、「ちょっと待ってね」が言えている私も、変わったのです! 

近頃、夫は言ってくれます。「おまえは世界一の母ちゃんだ」「おやじもおふくろも、『一番の嫁だ』って言ってたぞ」と。夫の優しさが心に染みて、私も「お父さんが頑張ってくれるからだよ」と、自然と言葉が出てきます。気が付くと、少しずつ、会話することへの自信が持ててきました。 

以前に比べると断然、笑顔が増えた我が家。神が教えてくださる「和のある家庭」に、一歩一歩近づいている思いです。

――「真理」に学びを深め 「心」を見詰める我を目指す――
 この心が身に付くほどに 生き方が大きく変わる
 人 物との出会いを楽しみ 「心」磨かれ 人生が「夢」多いものとなってゆく

――「真理」に学びを深め
   「心」を見詰める我を目指す――
 この心が身に付くほどに
        生き方が大きく変わる
 人 物との出会いを楽しみ
         「心」磨かれ
  人生が「夢」多いものとなってゆく

『真実の光・神示 平成27年版』23ページ