No. 1180

“最悪の性格”だった私
その心が変わったのは…
(鹿児島県YS/70代女性/派遣社員)

「地球は、私のために回っている」本気で思っていました。甘やかされ、何でも思いどおりになった幼少期。学生時代は、人に合わせないのが普通で、友人がいなくても全く気になりませんでした。わがままで自我強く、人と良好な関係を築けない“最悪の性格”。今ならそう思えても、当時は、そのことに気付いてさえいなかったのです。 

ようやく見えた自分の心

2度の離婚、4人の子育て…。目まぐるしい人生を送る中、神示教会に46年も前に在籍しながら、神の教えを真剣に学び始めたのは、30年も後のことです。家族とは、人の生き方とは…を学ぶと、「そういうものなの?」と驚いたり、「自分には全くない感覚だった」と反省したり。いかに自分が身勝手で、思いやりに欠けてきたのか…。それが見えるほど、穴があったら入りたい気持ちでいっぱいでした。 

徐々に取れていく心の壁

思いやりのなさは、我が子に対しても同じです。生活を支えるのに必死だったとはいえ、ゆっくり話を聞くゆとりなどなく、親子の情が通い合わないまま、壁ができていくばかり。いまさら、どんな言葉を掛けたらよいのか分かりません。 

でも、分かり合いたい。何か言っても聞いてくれないかも…。さまざまな思いが駆け巡りながらも、不要な心を取り除きたくて、先入観を流してほしいと祈願。すると、「素直に自分の気持ちを伝えてみよう」という思いになれたのです。同居の三男の話も、「へえ~、そうなんだ。大変ね」などと温かく関心を持って聞けて、心の壁が徐々になくなりました。 

人の気持ちを感じ取れると…

いつしか人との接し方にも変化が…。「こう思っているのかな?」「こうしてほしいのかも…」相手の気持ちを察し、感じられるのです。おかげで、友人ができ、近所の人とも、職場の人とも、うまくやっています。そんな自分が信じられません。 

今年2月、手首を骨折して4人部屋に入院。昔の私だったら、絶対に個室でないとダメだったはずです。それが、同室の方々と自然と打ち解けられて「楽しかった」のひと言。他人の愚痴を、私の口から聞かないからでしょう。三男からは、「嫌な人がいないって、どういう感じ?」と聞かれるほど、人間関係がスムーズな日常です。 

仕合せな老後を送れて

ずっと、「私の老後は孤独になる」と想像していました。でも、そうなりませんでした。4人の子供たちに支えてもらい、楽しくて、心が豊かで、仕合せな日々を送ることができています。これも、46年間、コツコツと、できないながらも神に付いてきたおかげです。これからも、子供たちとつないだ手を緩めることなく、一緒に前進していきます。

「教え」を学び 「心の姿」を見詰めて生きる
 学ぶほどに 気付きが深まり 人格を高くする
「教え」を学び 「真実の愛」に生きる我を目指すこと
 ますます 神の手の中 家族・縁者 多くの人との出会いを深めてゆける

「教え」を学び
     「心の姿」を見詰めて生きる
 学ぶほどに 気付きが深まり
           人格を高くする
「教え」を学び
    「真実の愛」に生きる我を
             目指すこと
 ますます 神の手の中
    家族・縁者
      多くの人との出会いを
            深めてゆける

『真実の光・神示 令和3年版』98ページ(中略あり)