高3の時に襲われた突然の病。卵巣皮様嚢腫(のうしゅ)で手術を受け、高校を辞めて治療に専念しました。1年遅れて大学に進学。大好きな英語の勉強をしながら、接客のバイトをする毎日は、充実していました。周りからは、「英語できてすごいね」「明るくていいね」。でも、その良さは、神が言われる私の「運命」なのか。自分に自信があるか…というと、迷いがあったのです。
自分は本当に愛されていたの?
数カ月前、社会人となって学んだ勉強会で、「親は、我が子が15歳になるまで、愛をかけて育てることが大切」と聞きました。私は、両親の姿を思いました。
振り返ると、2人から「愛しているよ」と言われた記憶はありません。父は帰宅が遅く、母は実家のお店の手伝い。そのうち、父の両親の介護が始まりました。自分と弟のことは、二の次、三の次…。「私、親から愛されていなかった」と寂しさが湧き出てきて、取れなくなったのです。
教えを親に当てはめていた自分
「家族でも、友人でも、相手を本心から理解することなど、人間にできるでしょうか」と『友輝27』(99ページ)に書いてあり、あっと思いました。私は、「愛されていなかった」と勝手に想像して落ち込んでいるだけで、両親の本心はどうか分からない。「親なんだから、子供の気持ちを分かって当然」と思うのは、甘え?と思いました。
感情の起伏が激しいところがある私です。言葉や態度に出て、両親を傷つけたこともあったかなとも思いました。最初は「愛してくれなかった」と親に向いていた心の矛先が、自分の方に向き始めたのです。
思いを素直に表現すると…
親の本心を知ろうと、思い切って母に聞いてみました。責めるというより、どう思っているのか…、理解したかったのです。
母は、私が幼い頃の話をしてくれました。昔は夫婦の心が重ならず、ゆとりがなかったこと、私や弟を大事に思って、認めていること。高3で病を患った時、父は多忙な仕事の合間を縫って看病してくれました。思いを表現することが苦手な父にとっては、最大限の「愛情表現」。当時を思い出し、涙があふれて仕方ありませんでした。
親の愛が心に染み入り、満たされていくようでした。以来、両親が喜ぶような言葉を…と思いながら会話していくと、親もうれしい言葉を掛けてくれ、家の居心地がとてもいいです。
職場ではまだ新人ですが、先日、「いつも明るいね」と言われた時、不思議ですが、初めて「これが私の持ち味」と、感謝で受け止められました。神が言われる「魂安らぐ家庭」の大切さを実感。家族と過ごす一日一日が、私の人生に、たくさんの良い影響を与えてくれています。
家族 縁者の触れ合いが深まる和のある家庭
「魂」が安定する家庭に身を置くことで 人間は
「運命」を芽吹かせ 「実体」心の質を高めて 真の「仕合せ」を手にできる
「教え」のある家庭で 家族との会話 心の触れ合いがいかに大切か
気付き 悟れる信者であれ
家族 縁者の触れ合いが深まる
和のある家庭
「魂」が安定する家庭に
身を置くことで 人間は
「運命」を芽吹かせ
「実体」心の質を高めて
真の「仕合せ」を手にできる
「教え」のある家庭で
家族との会話
心の触れ合いがいかに大切か
気付き 悟れる信者であれ
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』163ページ