18年前、夫の暴力が原因で離婚。それが子供心にショックだったのでしょう。息子たちは、「神様なんていないよ」と言うようになり、家族全員で信者を辞めたのです。その後、私が育て上げた3人の息子は、それぞれ独立しました。
昨秋、子供たちのけんかがこじれる事態に。長男の結婚式に弟たちが顔を見せず、新郎側の席には私一人…。にぎやかな新婦側を見て、「家族がバラバラになってしまった」と、寂しい思いでいっぱいでした。
心が通い合う家族になりたい
母と子はつながっていても、息子たちは不仲なまま。定年退職を迎えた私に残ったのは、心が通わない家族だったのです。「このままでいいのだろうか?」苦しさが込み上げる中で、私の心によぎったのが、神様のこと。以前、神総本部に行った時、すがすがしい気持ちになれたことだけは覚えていたのでした。
「心が通い合う家族になりたい!」そう決心して、私はもう一度、信者籍を置きに偉光会館へ。そこはやはり、清らかでした。以前は、信者とは名ばかりで真剣に学びませんでしたが、今回は違います。神の教えに触れると、親として、子供たちに「家族仲良く、兄弟仲良く」する大切さを教えてこなかったと気付きました。それを神殿で祈願するうち、「一からやり直そう!」と、驚くほど前向きになれたのです。
相手の気持ちを聞くだけで
息子との関わり方にも変化が…。これまで、良かれと思って野菜を届けても、「まだあるのに…」「来るなら言ってよ」と、喜ばれないこともしばしば。相手の都合などお構いなしだったのです。それが今は、息子の顔が浮かんできて、「野菜があるけど、食べる?」「今、家に行ってもいい?」と聞けるのです。すると、「ありがとう」が返ってくるようになりました。相手の気持ちを聞く…たったそれだけで、家族の縁が深まることを味わっています。
先日、突然次男からLINEが届き、「長生きしてね」のひと言にビックリ。こんなにうれしい言葉はありません。それぞれに良いところがあって、みんな大切な我が子。仲良くなってほしい…、母としての願いです。心が通う家族になるために、親としての正しい後ろ姿を見せていこう!と決意しています。
神の実在を味わう日々
18年ぶりに、我が家に御神体をお祭りした日の夜。夕食時、いろいろな食材を口にすると、生き物のおかげ、多くの人のおかげで食事を頂ける…。そうした「命を頂く」感動が胸に迫ってきて、涙がポロポロこぼれました。神の分魂をお迎えすると、こんなにも清らかな心になれる不思議を感じます。
一度は神から心を離してしまったけれど、今、次々と味わう変化に、「神様はいられる」と確信しています。信者として帰ってきて良かったと、心から思います。私が味わった感動を、息子たちにも伝えて、みんなで味わいたいです。
「教え」を学び 「真理」を人生の支えに「生きる」決意を 神に誓う
この思いが 信者の心に 「生きる」自信を持たせる
「教え」に生きるほど 人との出会いを生かし 大切にする心(愛心)が引き出される
言葉 態度が 相手の気持ちに重なり始め 互いに信頼を育む心が持てる
「教え」を学び
「真理」を人生の支えに
「生きる」決意を
神に誓う
この思いが
信者の心に
「生きる」自信を持たせる
「教え」に生きるほど
人との出会いを生かし
大切にする心(愛心)が
引き出される
言葉 態度が
相手の気持ちに重なり始め
互いに信頼を育む心が持てる
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』30ページ