我が家は、3世代7人の大家族です。私たち夫婦は祖父母として、保育園の送迎など、孫たちの面倒を見て暮らしています。
慌ただしい生活の中、若夫婦たちについ口を出し過ぎて、娘から「お母さんのひと言、ひと言が嫌みにしか聞こえない」と言われることもあったのです。
教会図書を読破し見えたのは…
新型コロナウイルスの影響で、家にいることが増えたのをきっかけに、5部作といわれる教会図書を読破しました。読み終わると、もっと神の教えに触れたくなり、以前購入した書籍も引っ張り出してきて、「1日1ページでも…」と、毎日学ぶことが楽しくなりました。
その中で大きな気付きがありました。それは、今まで、神の教えを「これはパパの課題、これは長女が直すところ」など、「家族のこと」として学んでいた自分の姿です。教えを人に当てはめるのではなく、「全部自分に当てはめてごらん」と神が教えてくださっているように感じたのです。そういう意識で学ぶと、「家族に言う前に、自分が修正しなければ。私も同じことをしているじゃん」と分かりました。
家族に対して、「こうするべき」と、自分の思いを押し付けていたことにも気付きました。そして、「もっと家族の気持ちを考えながら、言い方に気を付けて会話しよう」と、実践を重ねたのです。
大家族だからこそ気付きが多く
教えで「自分」を見詰められるようになると、家族を責める心がなくなり、自然と、家庭の中が落ち着いてきました。
仕事の悩みでふさぎがちだった次女も、家で私たち家族と話すと元気を取り戻せるようで、前のように落ち込まなくなりました。その姿に心の成長を感じ、母としてうれしかったです。
自分では変えられない心を神に変えていただき、穏やかな心を家族みんなが持てるようになってきました。大家族の生活は、子供や孫との関わりから教えられることも多く、感謝の気持ちでいっぱいです。