「子供の頃から仲良し姉妹」そんな話はよく聞きますが、我が家は真逆でした。2歳上の姉と仲良くした記憶はありません。珍しく一緒に出掛けても、けんかして別々に帰る…、はるか昔からそうでした。
時に父はお酒に溺れ、母に罵声を浴びせます。耐えきれずに阻止すると、外に閉め出されました。そんな状況でも、姉は味方にはなってくれない。「私とあんたは全然違うから話したくない」と一蹴され、私の中で「お姉ちゃんは冷たい人」でした。
やるせない心と闘い続けて
信者になり、神の教えに触れました。文章は、日本語だから分かります。でも、内容が心に入ってこないのです。神が言われる家庭と我が家の姿は違っていて、「どういうこと?」の連続です。
とりあえず、教えを実践しようと姉に関わってみましたが、「やっぱり無理」。自分ではどうしようもない、やるせない心。偉光会館で職員に話すと、「誰よりも、神がその思いを分かって、仕合せを願ってくださっていますよ」と言われました。だから、私も、もっと必死に仕合せになる努力をしようと思ったのです。
母の病を「家族の病」と捉える
『実りの光』を読んで受けた衝撃は、今も覚えています。「お父さんやお母さんは、こういう気持ちで育ててくれたのかな」。父は亡くなっていましたが、図書を通して、初めて親心が見えた感動。胸がいっぱいになりました。
おばあちゃん子で、母の手伝いもしていた私です。でも、姉はそばにはいませんでした。「あなたはかわいがられているからね」と言われたことを思い出しました。初めて見えてきた姉の寂しさ。私の方こそ、冷たい心だったのです。
そんな中で母に末期がんが見つかり、姉に声を掛けました。「夫と私で看病するから」ではなく、「一緒にしよう」。姉は、現実を受け止めきれないながらも、少しずつ診察に付き添ってくれるように。そこからは密に連絡を取って、まさに連携プレー。そのことを、母はとても喜んでいました。
緩和ケアに入った母は、最後の力を振り絞って、神に思いを届けていました。「姉妹、仲良くやってほしい」と。その親心を知った瞬間、「絶対にお姉ちゃんと仕合せになる」と決意したのです。
「必ず仕合せになれる」確信
母亡き後も、深まり続ける姉との縁。会話が弾み、2、3時間があっという間。去年の年末には、姉と一緒に母の「明生の儀」を受けることができました。そして、その後の関わりで、知人に「2人、仲が良いんだね」と言われたのです。生まれて初めての言葉! 驚きつつも、「はい、仲良いですよ」と即答していた私。姉は、「そう?」と照れくさそうに笑っていました。「あんたたち、大丈夫なの?」と心配され続けた私たちが、ここまで変われたのです。
神は、私たちが「これが仕合せ」と思う以上の仕合せを下さることを感じます。「この神に心を向ければ、必ず仕合せになれる!」身をもって味わわせていただいた奇跡を、自信を持って伝えていきます。
家族で「教え」を学び 正しい関わりを家族で深めてゆく
「教え」が「実体」を修正し
出会いが人(相手)の信頼を深めるもの(出会い)となる
信頼を得るほどに 品性は磨かれ 人格を高め 「運命」が導く人生に近づく
家族で「教え」を学び
正しい関わりを家族で深めてゆく
「教え」が「実体」を修正し
出会いが
人(相手)の信頼を
深めるもの(出会い)となる
信頼を得るほどに
品性は磨かれ 人格を高め
「運命」が導く人生に近づく
『真実の光・神示 令和2年版』69ページ(中略あり)