No. 1124

学校での我が子の悩み
親としての寄り添い方は?
(横浜市IT/40代女性/ヘルパー)

半年ほど前のこと。小2の三男が、暗い顔で帰ってくるようになりました。「どうしたの?」と聞くと、「補助の先生に怒られた」と言ったきり、「それ以上は言いたくない」とパタッと口を閉ざすのです。 

さらにある日、三男が早退することになり、教室に迎えに行きました。その時、たまたま目にしたのは、補助の先生が感情的に子供たちを叱る姿…。「ああ、三男もつらいだろうな」と思いました。私は普段、折り紙講師として学校に出入りしています。私の立場でできることがあるかも!と感じ、担任の先生に相談しようと思いました。 

まずは自分の心との戦い

息子と「実りの集い」に出席後、職員にその話をしてみると、「先生に相談するのも大事。でも、一番大事なのは家庭をあったかくすること」と言われました。え、家? 

すぐに気が付きました。私は、夫にこの話をしていません。息子が「親に言わない」のと同じで、私も「夫に言わない」。その理由は、以前、上の子のことで相談した時、夫が学校に文句を言ったから。その時の後味を引きずっていたのです。 

私が向き合わなければならないのは、夫の前に「自分の心」。後味から来る不安を取り払えるように祈願しました。そうして夫に伝える時、まず口から出たのは、三男の話ではなく、「パパのこと信頼しているから聞いてほしい」という、夫への気持ちでした。すると、「先生もいろいろ大変だよな~」と言いながら、息子への関わり方を一緒に考えてくれたのです。 

「怖い先生」が大好きに

夫は、運動が苦手な息子と一緒にマラソンの練習をしたり、お風呂に入ったり。息子は、お風呂から「お待たせ~!」と明るい顔で出てくるようになりました。そして、学校での出来事を話すようになったのです。最初は、先生への恐怖心もあったようですが、少しずつ「きょうは褒められたよ」など、明るい話も増えていきました。 

そして3月、修了式の日。驚くことがありました。帰ってくるなり、三男が「最後と思ったら、泣いちゃった。補助の先生大好き」と言うのです。その先生は、別の学校に転任されたのですが、「先生、元気でいてほしいなあ」と言うのを聞いた時は涙があふれ、「お母さんも同じ。その気持ち絶対届くよ!」と伝えるだけで精いっぱいでした。 

夫も、息子の変化に驚き、一緒に喜んでいました。しかも、昔は「俺とおまえは、水と油だな」と言っていたのに、「おまえがズーム、俺が俯瞰(ふかん)。お互いの良さが出ている気がする」と言ってくれたのです。確かに、細かいところに気を配る分、人より心配性の私は、大きく受け止める夫に救われています。 

夫と一緒に選んで、植えたゆずの木。先日、新芽が出始めました。その木の成長に負けないように、私たちも、心底本音を語れる夫婦へと心を成長させたいと思います! 

我が子の「力(運命)」を引き出す極意(教育)を教えん
 ただただ「会話」を楽しむ
 夫婦が互いに「思い」を語り 楽しむ
 その姿を通し 二人の「思い」を我が子に語る
 自然と調和の心が育まれ 互いの「運命」が重なり 補い合って
    我が子の「心(運命)」が芽吹いてゆく

我が子の「力(運命)」を
    引き出す極意(教育)を教えん
 ただただ「会話」を楽しむ
 夫婦が互いに「思い」を語り 楽しむ
 その姿を通し
    二人の「思い」を我が子に語る
 自然と調和の心が育まれ
    互いの「運命」が重なり
            補い合って
   我が子の「心(運命)」が
            芽吹いてゆく

『真実の光・神示 平成24年版』91ページ(中略あり)