No. 1106

心に咲いた満開の花
人間関係の悩みが喜びに
(神奈川県YK/50代女性/保育士)

4人の子の子育てが一段落して始まった、私の保育士人生。それから20年がたち、今年の3月末、退職しました。 

最終日には、卒園生や保護者の方々も来てくださり、園庭には人、人、人…。園長先生が、「こんなことは初めてだよ。先生の人徳だね」と言ってくださり、私は本当に仕合せ者だなあと思いました。「大好き」の言葉をくれた子供たち。「人として尊敬しています」と言ってくださった保護者の方。「先生と働けた時間は宝でした」と泣いて別れを惜しんでくれた同僚。卒園生がくれた手紙には、「僕の中でたった一人の大事な先生へ。弱虫だった僕を励まして、背中を押してくれてありがとうございました」。そんな内容にも涙があふれました。 

重ねて学んで得た「気付き」 

順風満帆の保育士人生…というわけではなく、大変なこともありました。荒れているクラスの担任になった時や、同僚との関わりなどなど…。しかし、神の教えに触れていると、必ず何かに気付き、好転していく不思議を体感してきたのです。 

私とは目も合わせてくれない同僚に、どう関わっていけばいいのか、悩んだことがあります。教えを学び、自分から関わろう、関わろうと意識しましたが、なかなか好転しない日々。さらに学ぶ中で、自分がちょうどよいと思う「距離感」と、相手にとって心地いい「距離感」はイコールではないと気付いたのです。状況を見て、時には距離を取って…と、私にしては初めての関わり方をする中で、ギクシャク感がうそのように消え、頼り合える関係になりました。 

特別なことはしなくても…

神は、誰にも「運命」という宝を授けてくださっていると学んでいますが、子供にもそれを感じます。集団遊びが苦手で、輪に入れなくても、折り紙は大人顔負けの腕前な男の子。「○○君の手は、魔法の手だね。パパとママからもらった手を大事にしてね」と伝えていると、周りの子に折り紙を教えるようになり、他の園児にも一目置かれ、クラス全体も活気づいていったのです。 

特別なことをしなくても、神の教えを心に生かそう、生かそうと努力していると、神が後押ししてくださることを確信しています。このたび、理事長から、何と「自分の知っている園で、園長として働いてほしい」と打診していただき、7月からは、新しい職場で再スタートです。目標は、保護者の方に「この園に預けたら大丈夫」と安心してもらえる、実家のような温かい園づくり。愛でいっぱいの環境を、新しく出会う先生方と共につくっていけたらと、今からワクワクしています。 

「教え」を人生の支えにして 関わりを深める努力をする
 自然と互いの運命が重なり 補い合って 調和して「生きる」環境を生む
 そこに 仕事の成果も大きく上がり 家族 縁者 友人 知人の心も重なり合って
    喜び多く 生きがいにあふれた人生を歩んでゆける

「教え」を人生の支えにして
      関わりを深める努力をする
 自然と互いの運命が
        重なり 補い合って
    調和して「生きる」環境を生む
 そこに 仕事の成果も大きく上がり
  家族 縁者 友人 知人の心も
           重なり合って
   喜び多く 生きがいにあふれた
         人生を歩んでゆける

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』15ページ(中略あり)