No. 242

経験を糧に成長する喜び
擦れ違った夫婦の心を修復
(神奈川県KH/50代女性/主婦)

私の夫は、単身赴任をしています。ある日、伝えていたはずのことを、「いや、聞いていない」と言われたのをきっかけに、気持ちが擦れ違ってしまいました。

どうすれば…と思い、日頃学んでいる神の教えで、夫への触れ方を見詰め直しました。そこで見えてきたのは、夫の思いを受け止めようとせず、聞かれていないのに先に主張し、思い通りにしようとしていた自分の姿でした。

温かい会話に思いが深まり

そんな中、ちょうど夫が帰省しました。信頼を取り戻そうと、愛の心で触れ、温かい言葉を使おうと意識。久しぶりに会う夫の思いに耳を傾け、じっくり話を聞きました。

そして、私が今回反省したことを伝えました。すると、夫は、「自分もちゃんと伝えていないことがあった。悪かった…」と、私の思いを理解してくれたのです。

ささいなことでもちゃんと伝え合い、共に歩んでいく気持ちが深まった出来事でした。

帰任する日も不思議と不安なく

夫がいる間、息子の二十歳のお祝いもでき、家族で楽しい時間を過ごせました。

出発前、夫は、「心も、体もたっぷり充電できたから、心配いらないよ」と言っていました。その言葉が心強く、新型コロナウイルスの問題があっても、不安を感じないことが不思議なほどでした。

思えば5年前、単身赴任の話が出た時、さまざまな葛藤がありました。でも、夫婦でよく話し合って、妻として支えようと決意したのです。

今回、夫は私に「あの時、受け入れてくれてありがとう」と言ってくれました。私こそ夫に「いてくれるおかげで…」と、多くの感謝があふれてきました。

年々神とのつながりを深めて

神の教えが自分の芯にあれば、どんなことも必ず乗り越えられ、経験が糧となるのを感じます。一年一年パワーアップしていく気がして、わくわくします。