No. 1076

自分の意見を曲げない娘
「向き合い方」をつかんで
(福岡県DU/60代男性/会社員)

「お出掛けしよう」と言うと、すぐに付いてきた我が家の一人娘。だんだん親の言うことを聞かなくなりました。大学生になると、「友達が持っているから、バイクが欲しい」と言い出してビックリ。学生でお金もないのに、何を言っているのか…。散々話をしても娘は思いを曲げず、バイクを購入。でも、すぐに売らなければいけない状況になり、売却しました。

一事が万事、こんな感じです。我が子なのに、何を考えているのかさっぱり分からず、妻と2人、悶々(もんもん)としていました。

真剣に祈願してから勉強会へ

神の教えで学んだ「自分が変わる」。分かる、祈願もしている、でも変わらない。なぜ?と自問自答していたある日の勉強会。始まる前に、「たった一つでいいので、何か気付きたいです!」と、それは真剣に祈願をして、授業を聞き始めました。

「熱量」というワードが出てきて、「自分は『本気で』自分を変えたいと思っている?」と、ふと考えました。答えはNoです。「ここだ!」とハッと気付きました。

娘のことを指摘する前に…

「なぜ、娘が言うことを聞かないのか」を考える前に、考えることがありました。「私は娘の言うことを聞いていたか」。これも、答えはNoでした。「子供は親の意見を聞くのが当然」と思っていたのです。

娘の話を聞く時、顔すら見ていなかった自分…。「娘を受け止めよう」という心が出てきた時、本人がとても豊かな表情で話をすることに気付きました。娘が一人暮らしをすることになり、物件探しをした時は、本人の希望を聞きながら、不思議なほどスムーズに決められたのです。

自分でも驚きの心の変化

昨年は、家族で神総本部に参拝しました。娘が、「帰りは横浜観光がしたい」と言うので、そうすることに。ところが、夕方から雨になり、風も強くなり、寒い中を歩き回ることになってしまいました。

傘を差しながら、「こうして家族3人で歩き回ることなんてないよな」と、しみじみ思いました。少し前の私なら、「観光したいなら、先に計画を立てておいて!」と、間違いなく怒っていたのに…。レストランに入ると店内は満席で、テラス席で膝に毛布を掛けながらの夕食。でも、いつの日か「こんなこともあったね」と、良い思い出話になるんだろうなと思いました。こんな心の動きになったことが驚きです。

温かい思い出をこれからも

昔は、妻を通して娘の気持ちを知ることが多かったのですが、今は直接、娘が話をしてくれます。私が「家に帰ってきた時は、みんなでご飯に行こう」と誘うと、「いいよ…」と照れくさそうな顔。やっぱりいとおしい我が子です。家族3人の温かい思い出を、これからたくさんつくっていきたいと思います。

神示「真理」に気付きを得て 祈願で実体を修正する 努力を欠いてはいけない
 「教え」を学び 「真理」で家族と関わる 努力から始める
 自然と 家族との会話が増えて 互いの思いは重なり 愛情が深くなる
 ますます 不安に迷う思いは消えて 家庭が心潤う場(環境)となってゆく

神示「真理」に気付きを得て
    祈願で実体を修正する
       努力を欠いてはいけない
 「教え」を学び
    「真理」で家族と関わる
           努力から始める
 自然と
  家族との会話が増えて
    互いの思いは重なり
           愛情が深くなる
 ますます 不安に迷う思いは消えて
  家庭が
    心潤う場(環境)となってゆく

『真実の光・神示 令和4年版』149ページ