No. 219

書籍を開いて心を洗濯
親子で楽しい時間を共有
(東京都YN/50代女性/主婦)

新型コロナウイルス感染拡大で、大学2年の次女は学校も、部活動も休みに。飲食店のアルバイトもなくなりました。

見えない次女の心

娘は家の中で、イライラと反抗的な態度を取り、言い争いが増えました。顔を合わせても無言で、話し掛けると部屋にこもり、スマホを見ながら一日過ごしているありさまです。日増しに表情がなくなっていく様子に、どう接したらよいか分かりませんでした。

自分の姿に気付いて

これまで私は、神の教えはたまに学ぶ程度で、神の館で自分勝手に祈願しては「自分本位の心の洗濯」で何となくすっきりして、毎日を過ごしていました。しかし、家の中がギクシャクして危機感が募り、思い切って教会図書を購入したのです。

時間を見つけては、読み込んでみると、生活に追われてイライラしていた自分が見えてきました。娘の話も途中で遮り、用件を伝えるだけ。気持ちのかけらも、くみ取れていませんでした。前から家庭や会話の重要さなどを、学んでいたのに、あらためて気付くことばかりで、まるで「本当の心の洗濯」をしているようでした。

家族で過ごす時間に喜びが

娘と無理に会話するのではなく、話しやすい雰囲気をつくり、きちんと耳を傾けられるように神に願いながら、実践しました。

私が穏やかな心でいると、娘も居間にいる時間が多くなり、少しずつ会話が増えて、笑顔も出るように。私が気分転換にダイエットダンスをしていると、いつの間にか娘も加わり、運動するのが日課となりました。

なかなか自由に外出できない毎日に、以前の私なら不平、不満だらけだったと思います。でも、それなりに工夫し、娘たちと楽しい時間を過ごしています。単身赴任中の夫も、そんな様子をテレビ電話で報告すると、安心するようです。

日を追うごとに不安になる報道に迷うことなく、書籍で心の洗濯をしながら、軌道修正。日々を大切に生きていこうと思っています。