私は、小学校で、発達障害のある児童など、配慮の必要な子供を支援する仕事をしています。
心の交流ができる喜び
心が不安定で、荒れた行動を取ってしまいがちな子供に寄り添うのが、支援員の仕事です。先入観や常識に縛られて、心が曇っていると、大切なものが見えなくなってしまいます。
時に、子供の言動に気持ちが折れそうになりますが、すぐに神に心の安定を願い、ゆとりを欠かないように意識しています。すると、不思議と冷静に思いを受け止められるのです。
そうして寄り添っていくうちに、子供の心も安定し、胸の内をぽろっと吐露してくれるようになります。心がつながる瞬間です。
一人一人がダイヤモンドの原石
計算が速い、運動が得意、絵が上手、暗記能力が素晴らしい、負けず嫌いの頑張り屋さん…など、一人一人が必ず光る良いものを持っています。みんな、ダイヤモンドの原石だと気付かされます。
「良さを引き出したい」「心が前向きになれるような言葉を掛けたい」神の教えにある、“笑顔”と“愛心、愛語”を常に意識しています。毎日が、とても充実しています。
良い影響を与える生き方とは?
ある時、支援員の研修会で、見覚えのある方から声を掛けられました。
「先生が、どんな子にも優しく寄り添う姿を見て、すてきだなと思っていたんです。先生に憧れて、私もトライして支援員に採用されました。大変ですが、やりがいがあります!」
そう話してくれたのは、以前、関わりのあった子供の保護者でした。生き生きとした表情を見て、図らずも、人に良い影響を与えられたことに、うれしい気持ちでいっぱいになりました。
教えを学んで信条を持つ!
家に帰って、早速家族に報告。夫は、「誠実に働く姿を見てくれていたんだね。人の役に立つ仕事をして、人に憧れられて、お母さんはすごいね!」と、みんなの前で褒めてくれました。現在、進路を模索中の娘たちは、真剣な顔で聞いていました。
目の前にいる、縁ある人に誠実に尽くすことが、神の教えを学んでいる私の信条。愛ある人になれるように心を磨き、自分を高めていきたいと思います。