私が信者になったのは、昭和58年。小学5年生の時でした。初めて神に願ったことは、「お友達が欲しい」。話す勇気もないし、話し掛けられてもどう答えたらいいか分からないし、緊張するから一人の方がいい。クラスメートから、「声を聞いたことがない」と言われるくらい無口だった私。漠然と、このままじゃいけないんだろうな…と思っていました。
仲良くできないのはなぜ?
祈願を始めて数カ月後、クラスの子が話し掛けてくれて、やっと友達ができました。初めて過ごす楽しい時間。神様っているんだ!と子供心に思いました。それを機に人と話せるようになったものの、中学、高校と上がるにつれ、人間関係で悩むことが増えました。結婚すると、今度は夫に不満をぶつけて、言い争いばかり。これではまずいと、必死で神の教えを学び始めたのです。
夫婦二人の空気がおかしくなり始めると、夫は無邪気なことを言って、和ませようとします。私は、そうした「相手の思い」に気付けないまま生きてきたのです。
思い返すほど見えてくる過去の行動。相手の言葉にすぐ腹を立てたり、「何なの、この人」と見下したり。「さっきはごめん」すら、なかなか言えない強情さ。人が仲良くしてくれない…のではなく、人と仲良くしようとする自分ではなかったのです。
そこに気付けたからこそ、自然と言えるようになった「さっきはごめん」。気まずいまま別れた人とも、次、会った時は自分から歩み寄れて、楽しく話せるなど、不思議な体験も重ねてきました。
私が味わっている心の奇跡
「お友達が欲しい」と願った時から、早いもので40年。今は、夫や子供をはじめ、地域にも、職場にも、「大好きな人」がたくさんいます。「大好き」と感じられる。これこそが、私が味わわせていただいている、心の奇跡です。
最近、ふと若かりし頃が懐かしくなり、昔のアルバムを開いてみました。そうしたら、意外にも、今の写真の方が表情が良いのです。この40年、私の心の成長を導いてくださった神。何てありがたいのだろうと感謝が深まりました。これからは、この神の素晴らしさを伝えていける人になりたいと思っています。
人との出会い深めるすべを知るほどに 「生きる」喜びは広がってゆく
多くの人との縁を育み 「生きがい」あふれる毎日を歩んでゆける
「真理」に生きて 我が「存在(運命)」に自信を持つべし
人との出会い深めるすべを知るほどに
「生きる」喜びは広がってゆく
多くの人との縁を育み
「生きがい」あふれる毎日を
歩んでゆける
「真理」に生きて
我が「存在(運命)」に
自信を持つべし
『真実の光・神示 平成26年版』15ページ(中略あり)