No. 1949

見詰め直した夫婦関係
思いを伝え合える二人に(続編)

(大分県MO/50代女性/主婦) 

6年前、ぎくしゃくしていた夫と父が和解できた喜びが、「神の実在体験談」に掲載されました。しかし、時間の経過とともに、また心が擦れ違い始めたのです。片方をかばえば、「俺のことは分かってくれない」と言われます。「調和するために心を使っているのに何で…」。このつまずきが、自分を見詰め直す好機になりました。 

邪魔をしていた互いの“遠慮”

いつも学んでいるとおり、和のある家庭は、まず夫婦から。だから、夫とのことを振り返ってみたけれど、けんかをするわけでもないし、一緒に出掛けるし、決して仲は悪くない私たち。でも、よく考えてみると…。夫婦関係が壊れるのを恐れ、顔色をうかがい、言葉を飲み込むこともあったのです。半面、「おまえに合わせていれば無難に済む」という夫のひと言も思い出しました。 

確かに、夫に何か尋ねても、答えはいつも「何でもいいよ」。いつだったか、「どうして自分の考えを言わないの?」と聞いたなら、「言っても、どうせ思いどおりにするじゃないか」と告げられたのです。あらためて気付いた、夫に意見を言わせない自我の強さ。私は、言い合いをしないから仲が良いと、「夫婦の和」を形で捉えていたのかもしれません。その上、「自分は正しい」と思い込み、無意識に相手を変えようとしていたのです。だから、「こうしたら?」と言っているつもりの言葉が、夫には「こうしなさい」と命令調に聞こえ、「何でもいいよ」と答えさせてしまっていたのだと思いました。 

夫の気持ちを大切にしたら…

いろいろ気付いた心の動き。最初に意識したのは、「夫には夫の考えがあるはず。それを尊重しよう」ということです。「こうしたいけど、どう思う?」。いつもの言い方を改め、「どうする?」「どうしたい?」。毎回、真っ先に思いを聞いていきました。そのかいあって、気付いたら夫からも、「こうしてみない?」と、ぼそっと提案してくれるように。私の考えにも、「こっちの方がいいんじゃない?」と、意見を重ねてくれるまでに変わりました。 

今、「じゃあこうしようか」と、二人の気持ちを積み上げる会話ができていることが、うれしくてたまりません。もう、夫の顔色をうかがうこともなくなりました。以前なら無理をしていた場面でも、「難しいかも…。やってもらえないかな?」と、遠慮なく言えるのです。夫が受け止めてくれるおかげで、「ありがとう」も増えています。 

強い信頼が持てて

夫婦が仲良くなったら、父も穏やか。みんなの心に潤いが増しました。たまに夫が愚痴ったとしても、受け入れるゆとりが持てているのも、自分にとっての大きな変化。「そんなこと言ったって…」と返していた以前とは、まるで違います。 

実は、心の奥底にあった“何となく寂しい気持ち”も消えました。夫なら思いを理解し、返してくれる。強い信頼が持てたからだと思います。ありがたいことに、息子の奥さんからは、「お義母さんとお義父さんは、お互いに言いたいことを言っているのに、自然に仲いいですよね」と言ってもらいました。人としての生き方を知らなければ、こうはなれなかったでしょう。これからも、自然体で、互いに居心地が良くなれる関わりを、重ねていきたいと思います。 

「教え」が
  夫婦二人の心(運命実体)を
            一つに重ね
           迷う思いを消す
夫婦の心の重なりが
     家族の人生を「正道」へ導く
 「心の道」に良き因を残す
  「和のある家庭」の姿(真実)が
             ここにある

(令和3年7月4日)

※運命・実体;人が誕生する時、命とともに授かるのが、「運命」と「実体」です。大山命という神が肉体に宿される魂は、仕合せへと導く「運命」となります。そして、家系の流れに生まれる人間は、親、先祖から、気質、体質、性格などの「実体」を受け継ぎます。潜在能力である運命は、生涯を通して変わらず、生き方の本質となる実体は、正しく生きることで修正できる領域もあります。人の一生は、この「運命・実体」に導かれて運ばれていきます。詳しくは、『生命の歩み』123ページで確認しましょう。

※心の道;先祖から子孫へと魂がつながる道のこと。どのような心で、どのような人生を送ったかが、子孫に受け継がれます。人の魂は、繰り返し同じ家系の「心の道」に生まれ変わり、次の代へとつながっていきます。この「心の道」が途切れることなく、太く続いていく姿が、真実の幸福です。詳しくは、『生命の歩み』384ページで確認しましょう。

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