No. 1945

想定外の異動をきっかけに
見えた仕事に臨む“心”

(神奈川県AS/50代男性/会社員) 

鉄道会社に勤めて34年。昨年の夏には、山梨県にある駅の配属となりました。実はこの駅、「私の人生を変えた」と言えるほど、思い出深い場所。あらためて当時を振り返ると、うんと心が変わった自分が見えてきました。 

十数年前、この駅で起きたこと

今から十数年ほど前。誇りを持っていた車掌職から、突然、経理課に異動になった私は、不慣れな内勤業務や人間関係で行き詰まりました。吐き気や下痢が続き、やっとの思いで出社しても、叱られるばかり。どんどん追い詰められていく心が苦しくて、自分でもどうにもできなかったです。そんな私を、妻が神示教会に誘ってくれました。 

信者となって、家族で神総本部に足を運び、少しずつ気持ちが上を向き出した頃。関東、甲信地方が記録的な大雪に襲われ、私も手伝いに駆り出されました。その時に向かったのが、この駅です。夜通し除雪しても追い付かず、徐々に災害化していく現場…。あれほど雪が怖かったのは、後にも先にもあの時だけです。誰もが焦りや不安に襲われる中、どれほど祈願が心強かったか知れません。列車に残された乗客の体調に配慮しながら、笑顔で食料を配れたことも、ひたすら除雪に臨めたことも不思議でした。神は、確かに心を守ってくださると感じたのです。 

内勤業務にもやりがいが

それ以来、勉強会に出席することが増えていき、やがて、自分が行き詰まった原因も見えてきました。異動が受け入れられず、「何で俺がこんな仕事…」とばかり思っていた私。そうした自分勝手でやる気のない奴は、キツく当たられて当然でした。マイナスの感情にのまれずに、与えられた仕事に精いっぱい向き合おう。縁あって一緒になった同僚との関わりを、大切にしよう。気持ちが切り替わっていくと、体調も回復していきました。私を信頼してくださる上司との出会いもあり、この期待に応えたいと、一層意欲が湧いたのです。 

数々の経験を「今」に生かして

明るく、笑顔で、惜しみなく、自分から人に関わっていく。内勤時代に身に付けた心は、現在の現場での仕事にも生きています。私が勤めるのは、富士山に向かう玄関口とも言える駅。国内外から多くのお客さまが訪れ、中には要望の多い方もいます。けれど、仲間とのチームワークが支えになって、「楽しい旅の時間を過ごしてほしい」と向き合う心が枯れません。少し前には、窓口でご案内した外国のお客さまが、笑顔でお菓子を“あなたに”と。「この旅行で一番優しくしてくれたから!」。真心を頂いたとうれしくて、帰宅後、家族に報告すると、「お父さん、出会いを生かしてるぅ!」。妻も娘もにこにこで褒めてくれました。 

一つ一つ向き合って成長を

今、あらためて思います。信者となる前は、敬遠する気持ちがありましたが、神示教会は「宗教」ではなかったです。神示は、仕合せに向かう方向を明確に示し、どん底にいた私の心を引き上げてくれました。神と向き合う中では、自らにおごりがあったことも見えてきて、「自分が苦しんだ分、人には優しくありたい」という気持ちで過ごすようにもなりました。日々、人として、“心”を成長させていただいている実感があるのです。まだまだ見えている課題があるので、これからも、一つ一つしっかり向き合っていきたいです。

「教え」に気付きを得て
     「人生」に生かす努力をする
 自然と 出会いが生まれ 広がり
       「人生」に自信が持てる
 「運命」に導かれる心の動きが
    奉仕に生きる思いを引き出し
   万人・万物 出会いの全てが
             味方と返る

(令和8年3月23日)

※運命;人は誰も、大山命という神から肉体に魂を宿されて、この世に生まれます。その魂は、生きている間、「運命」となります。運命は、文字通り「命を運ぶ」力、生命力であり、世に役立つ良さ、潜在能力です。自身に与えられたその力を発揮して生きると、さまざまな出会いの中で人の役に立ち、生きがいを味わい、悔いのない生涯が送れます。詳しくは、『生命の歩み』125ページで確認しましょう。