No. 1931

きっかけは職場の対人関係
夫婦の関わりが大きな力に

(福岡県FI/50代女性/児童支援員) 

知人に誘われ、学童保育に勤め始めたのは、4年ほど前のこと。児童福祉の仕事は初めてでしたが、子供や保護者の方々と接する時間は楽しく、ことしからはリーダー役も任されました。ところが、一つ困った出来事が…。新たに入ってきた年上の男性職員が、どうにも消極的なのです。「子供たちの名前を覚えられましたか?」などと尋ねても、「はあ、まあ…」。何その返事! 同僚たちはあきれて距離を取るし、私自身も責める心を抑えるのに必死。これではいけないと思いました。 

自覚した自身の「悪いクセ」

男性の言動は気になるけれど、私が短気なのも事実です。だから、家での心遣いを振り返ることから始めました。「社会の最小単位は家庭」と偉光会館で学んでいたからです。あらためて感じたのは、気の強さ。感情のまま、夫にポンポン言っている自分でした。退職して家にいる夫は、家事を率先して手伝ってくれています。それなのに私は、野菜の切り方を見て、「これだと、この料理には大きいね」などとバッサリ。優しい夫はしょんぼり。人の気持ちを大切に、自尊心を傷つけない重要さを学びながら、全くできていませんでした。 

以来、言い過ぎた!と気付いたら、「ごめん! これはこれでいいね」と、すぐにひと言。夫の気持ちを考えると、ポンと言葉を出すことも減り、家の空気がどんどん明るくなりました。同時に、話を真剣に聞くようにもなったのです。といっても、夫は私と真逆。無口で、あまり自分からは語りません。けれど、いつも私の話に耳を傾け、一緒に考えてくれています。だから私も、自分が話して終わりにせず、ちゃんと気持ちを受け止めたいと思ったのです。 

そんな気持ちで職場の話をすると、夫は、「僕も60代だから分かるんだけど、気力や体力が違ってくるんだよね…」とポツリ。それだけで、自分の価値観で相手を測っていたと気が付きました。男性が何でもメモを取ったりと、努力している姿も見ていたのに、自分が受け入れにくい部分だけに目が向いていたのです。心がきれいに流れ、「みんながチームで動けるよう、できることをしていこう」と思いました。 

ここからさらに心を成長させて

今、私の心は前向きです。何て声を掛けたらいいだろう、この方が活躍できる機会があれば…と、向き合う気持ちが明るいのです。仲間が否定的なことを言っても、「体力も人それぞれだしね」などと、さらっと返せる私になれました。実は、この職場は、人間関係が難しく、それが原因で退職した人もいるとも聞きました。けれど、私はここで過ごす毎日が、本当に楽しいです。こんな喜びが味わえるのも、「自分にできることはやるよ」と、快く送り出してくれる夫のおかげ。感謝を忘れず、家でも職場でも、ますます心を磨いていきたいです。 

家族で「教え」を学び
  「真理」で家族と関わる努力を
             家族でする
 自然と 家族の心は重なり
          会話が増えてゆく
 運命に導かれた心の動きが取れて
      和心育つ家庭となって行く
 同時に 奉仕の心が引き出され
     多くの人々との出会いが
         育まれ 生かされる
信者は 「教え」に生きることで
    自ら「実体」を修正し
       「心の道」を太くつなぐ
 社会で「生きる」姿も高められ
  「正道」を歩む自信が
    責任ある存在(こころ)を
              引き出す

(令和6年6月23日〈中略あり〉)

※実体;親、先祖から受け継ぐ、気質、体質、性格。また、成長過程で身に付けていく、物の見方や感じ方のこと。実体には、良いものと悪いものとがあります。悪い実体を修正するほど、自分の良さが光り、喜び多い人生を歩めます。詳しくは、『生命の歩み』127ページで確認しましょう。

※心の道;先祖から子孫へと魂がつながる道のこと。どのような心で、どのような人生を送ったかが、子孫に受け継がれます。人の魂は、繰り返し同じ家系の「心の道」に生まれ変わり、次の代へとつながっていきます。この「心の道」が途切れることなく、太く続いていく姿が、真実の幸福です。詳しくは、『生命の歩み』384ページで確認しましょう。