(秋田県ES/60代女性/主婦)
縁あって夫と出会い、当時10歳だった息子を連れて再婚。待っていたのは、厳しい現実でした。嫁ぎ先にしてみたら、夫は兼業農家の大事な跡取り、一方よそから来た私は、田んぼの「手伝い」だったのです。「消費するなら働け!」「何でできない!」。まさか、夫まで私と息子を責めるとは…。次男と娘を授かっても、夫婦の心は通わず、けんかばかり。反発心から口を利かないことも、しばしば。何度も離婚を考えました。
あれほどのつらさが流れ始めて
何とか仕合せになりたくて、分からないながらも足を運び続けた偉光会館。そこで知った一つが、誰もが、親、先祖から感じ方、考え方を受け継いでいるということです。形に目が向きやすく、何かと人を責める家風…。夫も、夫の家族も苦しかっただろうと、心が流れ始めました。思えば、夫は20歳の時に父親を亡くし、心身ともにつらかったはず。あっという間に白髪になっていました。それなのに、私は被害者意識が強く、あまりにきつい言動を取ってきました。弱点があるのはお互いさま。感情的な自分を変えたいと思ったのです。
通い合う心に大きな奇跡が
まずは、一呼吸置ける自分を目指して祈願。次第に、夫婦げんかの日々が変化していきました。夫が病に倒れたのは、そうした頃のことです。一命を取り留めたものの、急性硬膜下血腫で、別人のように乱暴に…。でも、私はのまれませんでした。言葉にできない、夫の不安が分かったからです。できるだけそばにいて、離れるときは「次は◯時に来るね」と手紙を残し…。娘と幾度となく病室に通ううちに、「これは奇跡です」と医師が驚くほど回復。何と3週間で退院し、後遺症も残りませんでした。
ようやく見えたあるべき姿
真理を学び、たくさんの出来事を乗り越える中で見えてきました。我の強い私は、人の気持ちを受け止めるのが苦手。そして夫は、自分の思いを表現することが苦手でした。だから、意地を張らないで、私から心を重ねていけば良かったのです。退院後は、神の館で学ぶ機会が増えた夫。夫婦で勉強会に出席すると、ますます気持ちが明るく、前向きになっていきました。
今、夫が在宅勤務の日は、「お昼早める?」「テレビ見ていい?」。小さなことも声を掛けます。「いいよ」「電話するから、ちょっと待って」。何げない会話が本当に楽しく、「うるさい」「テレビ消せ」の言葉にイライラしていたのがうそのよう。思い切って、「生きていてくれて、ありがとう」と伝えた時には、夫は照れて大声で笑っていました。私も胸がいっぱいになったのです。
感謝を力に、温かな家庭を
日の出前、鳥のさえずりもまだの、息をのむほど静寂な時間。田んぼに出ると、澄んだ空気の中、真っ赤に染まる山際が見えます。命ある感謝が込み上げる瞬間です。ここまで本当にいろいろありましたが、そのたびに気付きを深め、生き方を修正できたのは、神と出会っていたからです。つらい思いをさせてしまった分も、長男とその家族に、そして次男家族と娘に。良い生き方を残せるように、夫とますます心の通う家庭を築いていきます。
「教え」を家族で学び
「真理」で関わる家庭を築く
努力が必要
これをかなえて 人間は皆
「魂」安らぐ家庭に身を置き
仕合せを手にできる
互いの「運命」を
重ね 補い 支え合う家庭に
「実体」は修正され
「運命」に守られた人生を
歩み抜ける
※実体;親、先祖から受け継ぐ、気質、体質、性格。また、成長過程で身に付けていく、物の見方や感じ方のこと。実体には、良いものと悪いものとがあります。悪い実体を修正するほど、自分の良さが光り、喜び多い人生を歩めます。詳しくは、『生命の歩み』127ページで確認しましょう。
