No. 1924

仲良しは形だけの私から
本物の“温かい関わり”へ

(栃木県YO/70代女性/主婦) 

「よその人と話すときみたいに、私にも優しく、あったかい話し方をして」。ある時、次女に言われました。もともと、争いの絶えない家庭で育った私。ずっと「厳しい父に反発しても仕方ない。心配を掛けてもいけないし…」。我慢して、良い子でいたのです。けれど、それが苦しくなり、「お金も、家も要らないから、温かい家庭が欲しい」と願うように。それなのに、子供に同じ思いをさせていました。 

爆発した感情を押し付けて…

誰より温かい家庭を切望していたからこそ、「けんかになるかも」「子供たちが居づらくなるかな」と考えて、余計なことは言わないように我慢。「争わないように…」と、家族にも本音を話さず、反発もせず、「そうだね」と合わせてきました。人と関わるのも、怖くてたまりませんでした。そんな私に、「争わないようにしているのは形だけ」という偉光会館の職員の言葉は衝撃でした。けれど、おかげで生き方を見詰め直し、正直に気持ちを伝えようと思えたのです。 

これまで我慢し続けたせいか、最初は“正直に”と思うほど感情が爆発。子供には「こうしなさい」と上から目線。言い過ぎに気付き、「穏やかに伝えよう」と反省はするものの、しばらくするとまた爆発。その繰り返しでした。 

家族の優しさで変わる決意を

そんな中、突然、胃腸炎と高熱で、2週間寝込みました。45年ぶりの病気にびっくり。でも、家族が私以上に驚き、献身的に看病してくれたのです。優しさが身に染みて、「うちの家族は、こんなに温かい…。もっと大切にしよう」と思ったのです。その時に思い出したのが、自分を不仕合せにする感じ方、考え方を剪定(せんてい)する大切さを説かれた、直使供丸姫先生のお言葉でした。「本気で悪いところを剪定しなければ」と強く思ったのです。 

最近は、かーっとなっても、祈願すると5分くらいで落ち着いて、「さっきは、ごめんね」と謝れます。すると娘からも、「ごめんね」が返ってきます。本音も、穏やかに伝えられるようになったら、「こうしてみたら」「大丈夫だよ」と受け止めてくれるのです。私の心にゆとりが出てくると、家族も、感じたことや気付いたことなどを話してくれるまでになりました。娘たちからも、「お母さん変わったね」と言ってもらえて、うれしかったです。 

私が温かさの発信源に

家族との縁が深まったら、人と触れるのも怖くなくなり、誰とでも楽しく話せています。今では、小学生の登下校を見守る”安全見守り隊“としても活動。下を向いていた子供たちが、大きな声で「ただいま」と言ってくれたり、ハイタッチしたり。ある時、共働き家庭の子が、「『お帰り』って言ってもらったの初めて」と笑顔に。「さらに明るく声を掛けよう」と、胸が熱くなりました。 

本音を伝え合う“話し合い”ができると、お互いの心が分かり合え、家族の絆が強くなっていくこと。その輪は、我が家から地域へと広がっていくこと。神の教えで学んだ仕組みどおりに、仕合せが連鎖しています。これからも、もっともっと家族と、周囲の人と、温かく縁を深めてまいります。 

自ら「教え」に気付きを得て
         心を正す努力をする
 自然と 言葉や態度に
       明るく優しい薫りが漂う
 その時
  「心」は「運命」に重なり
    信頼し 支え合う気持ちが
            家庭に芽吹く
人間は 「運命」の力で
      重なり 補い合う環境に
  心明るく 強く「生きる」人と成る

(令和4年11月23日)