No. 1897

未遂で終わった詐欺事件
もっと心がつながる家族に

(愛知県HM/20代女性/団体職員) 

年明け、父が職場でLINEの詐欺に遭いかけました。父の同僚が警察に連絡してくれたから、大きな被害に遭わずに済んだのです。「まさか、お父さんが」。家族みんな衝撃でしたが、誰よりショックを受けたのは、他ならぬ父自身だったと思います。 

それぞれの立場でできること

私は、仕事の関係で実家を出て、他県で暮らしています。お父さんのために何ができるだろう…。電話で父を励ました後も、そんな気持ちが残って、何度も祈願。そうして思い出しました。かつて寿司(すし)屋を営んでいた父は、職人かたぎで、厳格で、仕事中は近寄りがたい雰囲気です。それは、店を畳んで勤め始めてからも、同じでした。だから、家族LINEを作る時も、「仕事の邪魔になるかな…」と小さな遠慮が。どこかよそよそしく感じるときもあり、ちょっと寂しかったのです。 

この気持ちを母と姉に話してみたら、母はすぐに父と話し合ってくれました。「店を閉めたことで、子供たちに迷惑を掛けた。申し訳なく思っている」。初めて聞く父の“本音”。私も、母も、姉も、兄も驚きでした。「家族を思っての判断と分かっているし、むしろ、お父さんのことは自慢だよ!」。すぐにグループ電話をつなぎ、みんなで思いを伝えたのです。スマホ越しの父は相変わらず口数が少なくて、でも何だかうれしそう。それ以降、徐々に気持ちを発信してくれることが増えました。 

心を通わせられるように

この出来事を通して気付きました。末っ子の私は、自分の思いを伝えるのが得意。けれど同時に、「どう思ってる?」と自分から尋ね、家族と気持ちを重ねようとすることも大切でした。何を思っているのか。どう考えて、こういう言葉になっているのか。家族の“心”を知って、受け止められる自分に成長したい。家族の心がつながるように、子供の立場でできることをしていこうと、気持ちが新たになったのです。 

真理に触れて大きな変化が

実は、私は学生の頃、ずっと親を避けていました。そして、そういう自分も嫌いでした。姉の誘いで学び始めた神示が、私を変えてくれたのです。数々のきっかけの中で、どんどん変化していった私の心。そういえば、負けず嫌いで、とことん突き詰める性格は、父にそっくりだな。たくさんの気付きがありました。頑張り過ぎて体調を崩した時の、父なりの励ましの言葉が忘れられません。「最後までやりきれよ」。誰よりも私を分かってくれているのだと、涙が止まらなかったです。 

家族は、気持ちを明るい方向に引っ張ってくれる存在。今の私は、そう断言できます。真理に触れれば、必ず人生が引き上げられていくこの喜びを、皆さんにお伝えしたいです。 

――悔いなき人生手にするために
   「真理」に生きる家庭を築く――
我が任(立場)を知って
        家庭で生かしてごらん
 自然と家族の心は
    まとまり 重なり 会話が弾む
 仕合せの輪が広がり
     「六つの花」が芽吹き始める
 「悔いなき人生」手にする
    人(人間)が育つ
       家庭の姿が ここにある

(平成25年7月1日〈中略あり〉)

※六つの花;神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。夫・妻、男女の子供、健康、職業、生活、希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、人の役に立とうという意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『生命の歩み』84ページで確認しましょう。

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