No. 1909

“感謝の心”がもたらした
妹との関係の劇的変化

(山形県FT/60代女性/アルバイト) 

夫を病で早くに亡くし、義父母を見送ってからは、一人暮らしをしている私。妹と生活している高齢の実母を、週に2、3回訪ねるのが日常でした。ただ、いつの頃からか、外では愛想の良い妹が、私と母には、感情をぶつけてくるようになりました。ついには、「ここさ、来るな!」とまで。以来、妹が仕事で留守のときに、こっそり足を運ぶようになったのです。やがて、介護が必要になってからは、「母がきつく当たられていたら…」と、ますます不安が膨らみました。 

物事を悪く捉える癖に気付いて

妹とどう関わればいいのか知りたくて、教務相談へ。そこでの職員のひと言が、心にビビッと響きました。「お母さんと一緒に住んでくれている妹さんへ、感謝を忘れていませんか?」。私は、妹と母との生活を全て知っているわけではありません。働きながら介護をするのは、大変なことも多いでしょう。妹の苦労を分かろうともせず、先入観で相手を見ては、悪い方へ悪い方へと考えを巡らせていたのです。こちらが勘繰っていて、気持ちのいいはずがありません。大反省でした。 

先入観なく妹と触れてみると…

思い切って、妹がいる時に、実家を訪ねてみました。妹は、言葉は荒いものの、母の着替えを手伝い、トイレに連れていって…と、かいがいしく世話を焼いています。そこには、親を思いやる気持ちが確かにありました。「肉親の私たちには、言いやすいだけかもしれない」。妹のことをもっと知りたい。話に耳を傾けようという思いに。すると、仕事が変わって人間関係が大変なこと、腰の痛みを抱えながらも、精いっぱい介護をしてくれていることなどが分かってきたのです。妹の背景を知った時、自然と口を突いて出た、心からの感謝の言葉。「大変な中、お母さんを見てくれてありがとう」。返ってきたのは、「そんなに見てないよ」。ぶっきらぼうながらも、妹の口調は驚くほど穏やかでした。 

それからは、妹が不在の時は、必ずメールするように。「来てくれて、ありがとう」と返信が来た時は、初めてのことに心が躍りました。妹も、買い物や散髪に行ったなどと、母との日常を教えてくれ、和やかなやりとりが増えています。私が実家を後にする際、「気を付けてな!」と、玄関まで見送ってくれるほど変わりました。 

自分の心一つで人との縁が深く

大きく好転した姉妹関係。神が教えてくださる「仕合せの仕組み」に沿って生きれば、誰もが喜び多い毎日を手にできると実感しました。妹と仲良くしている姿を、もっと母に見せていきたいです。 

実は、私は、人と関わるのが苦手でした。先入観や懐疑心が邪魔をして、一歩引いてしまいがちなのです。しかし最近は、相手の話を素直に聞こうとする自分がいます。「この人って、こんなにいいところがあるんだ」「笑顔の裏で、大変な思いをしていたんだな」と、うれしい発見があったり、尊敬心が湧いたり。人に向き合う心ががらりと変わりました。不思議と、近所の人から頼られたり、介護についてのアドバイスを頂いたりと、周囲との関わりが増えています。自分の心の持ちよう一つで、こんなにも人との縁が深まるなんて…。これからも、一つ一つの出会いを大切にしていきます。 

万人 万物との出会いを大切に
    感謝の思いを欠かさずに
         日々生活すれば
  人間(ひと)は
    誰もが生きがいを手にし
      夢ある人生を歩んでゆける
神示「真理」に
 「人生の真理」を学び
  「実体」を修正することから始める
 自然と気持ちは安定し
  人々(ひと)との出会いを生かす
             心が芽吹く
 家族の会話は 広がり 深まり
     家族の心は生き生きしている

(令和5年12月23日〈中略あり〉)