No. 1808

苦手だった義姉との関わり
「私は無理」を乗り越えて

(北海道SS/60代女性/パート) 

6人きょうだいの末っ子に生まれた私は、優しい家族に囲まれて育ちました。しかし、10代の終わりに父を亡くし、大好きだった母、長兄、長姉、三兄を次々に見送り…。気が付けば、病気がちな次兄と次姉を一人で支える生活を、もうずっと続けてきました。長兄の妻、私にとっての義姉がいたけれど、とにかく言動が強い人。とても受け入れられなかったです。勉強会で、家族、身内の大切さを学んでも、「私には無理!」と心が叫んでいました。 

偉光会館での学びと祈願が

3年前、帯広の地に偉光会館ができてから、私は変わり始めたのだと思います。足しげく神所に通えるようになり、素直に自分の“心の動き”を見詰め、祈願することが増えました。その頃、思いがけず、義姉が次兄の通院に協力してくれる流れに。相変わらずの言動に、以前なら心が揺れたはずです。ところが不思議と、「私は一人じゃない。助けてくれる家族がいるんだ」という実感が込み上げました。そう思えたことが、自分でも本当にうれしかったです。 

次兄の診察を終えたある日。言われたとおり義姉に連絡すると、飛んできて、買い物を手伝ってくれました。その心遣いがありがたく、「お義姉さんがいてくれて良かったよ」と、自然と言葉が飛び出ました。帰宅後、あらためて兄とお礼を言うと、何とも優しい目で私たちを見ています。本当に思ってくれている…。温かい気持ちが心いっぱいに広がって、過去のわだかまりまで、きれいに清められていきました。思えば、この日から、義姉は「義理の姉」ではなく、私の「お姉さん」になったのです。 

「欠けていたもの」が明確に

それ以来、義姉に連絡する機会が増えて、徐々に関係が変化していきました。かつての同僚から手紙が届いたのは、そんな頃のことでした。「また会えたらいいね」。気持ちのこもった内容に、泣けて仕方がなかったです。実は人づてに、「彼女が会いたがってる」と聞いていたものの、私は「転職したんだから」で終わらせていたからです。「この人は苦手」「これで終わり」と思ったら、相手を思いやることなく切り捨てる。義姉にも、元同僚にも、冷たい心で向き合ってきた自分が見えました。同時に、そうした心を変えられるように、神がどれほど守ってくださっていたのか…、大きなご守護を感じたのです。 

縁を深めて、さらなる前進を

その後、元同僚と会えて、楽しい時間を過ごしました。自分の修正点が見えた今、義姉との関わりも深まっています。言葉が強いと感じたら、「その言い方ちょっと怖いかも…」などと素直に言えるのです。義姉も、「ごめん、そういうつもりじゃなかった」と明るく返してくれます。心をサッと閉ざさずに、自分から思いを伝えたり、「この人は、どうしてこう思うのかな」と考えたり。縁の深め方がつかめたら、心に張りも出てきました。この頃は職場でも、「何の話してるの?」「手伝ってもらえる?」と、自分から声を掛けられます。いろいろあったけれど、確実に前進している私の人生。心が変わる喜びを下さった神に、深く感謝しています。 

「教え」に「真理」を読み取り
      人生の指針に据えてごらん
 自然と 気持ちは安定し
    人々(ひと)の言葉
         社会の変化に
       のまれることがなくなる
 「真理」を人生の支えに「生きる」
        人間(ひと)の姿が
             ここにある
「教え」に生きる人間(ひと)は皆
       運命の力が引き出され
  万人・万物の運命(ちから)と
   正しく関わり 補い 支え合う
         存在(ひと)と成る

『真実の光・神示 令和5年版』95ページ(中略あり)