No. 1650

これが会話と分かって
心が通い合う喜びを今

(愛知県SH/60代女性/主婦) 

何でも自分で決めて、一人でやってしまう夫。私が意見したところで、考えは変わりません。だから、「こうするよ」と言われたら、「あ、そう」で終わり。私が教会へ誘って、「俺はいい」となれば、それ以上言っても無駄。「仕合せの基は家庭」「家族で教えを」と学んでも、「うちは無理。だって夫が…」。悶々(もんもん)とした心のまま、月日が流れていたのです。 

ようやく一歩を踏み出せて

そんな私の心に火が付いたのは、真実の光会館 内参道の完成。これをもって救いの環境が引き上がるという、その清めの儀に参列し、“神の願いは、私たちの仕合せだけ”と心に染みたのでした。その神が、“家庭”が大事と言われるのだから…と、ようやく一歩を踏み出せたのです。 

ただ、夫のためを思って食事を頑張って作っても、不満そうで、こわばった表情のまま。何で? 今までなら、ここでストップでした。しかし、「どうしても変わりたい! だから気付かせてほしい」と、学んで、祈願していたある日のこと。夫から「おまえは冷たい」とひと言。一瞬引きましたが、「どこが?」と素直に聞けたのです。「俺の話を全然聞いていない」。確かにそのとおりでした。 

夫に関わる心が持てると

「こんなにやってるのに分かってくれない」と責めて、上から目線。おまけに、話の途中で、「でもね…」「だって…」と切っていた私。こんな妻では、夫も嫌だったはずです。早速、話を最後まで聞くようにしたら、夫が満足げで、うれしそう。私も思いを重ねていくと、会話がスムーズに進んで、何とも言えない穏やかな空気に…。初めての感覚でした。 

家の片付けをする夫を見ても、知らんぷりだった自分。でも、手伝ってみたら、お互いを思いやりながら会話ができ、夫の優しさも感じました。もっと頼りたい気持ちも芽生えて、「こうしたいけれど、どう思う?」と聞く私に、夫はちゃんと向き合ってくれたのです。思いを伝え合って、心の交流ができる、これが会話なんだと分かりました。

夫婦で仕合せを目指したい 

先日、幼い孫を預かった時、奮闘してクタクタの私の頭を、夫が優しくポンポン。「よく頑張ったな」の言葉にじんとして、「うれしい」。以来、何かあるたびムクムクと出ていた夫への不満は、すっかりなくなりました。最近は、夫の心を尊重したいと思えたり、「そうだね」と共感できたりするのが、仕合せでなりません。 

夫と心が重なる手応えを感じるほど、もっと変われる気がします。心の奥底にある本音をさらけ出すのが、次への一歩。夫婦で教えを学んで、仕合せを目指したい。そんな日を目指して、夫との温かい心の交流を楽しみながら、毎日を重ねていきたいです。 

人間の正体は魂
    その魂が休まる場として
             家庭がある
「運命」に重なる人生を手にするために
 「真理」を我が家(家庭)に生かし
   思い重なる家(環境)を
            大切にされよ
ただ会話を楽しみ
 互いに「思い」を交流すればよろしい
気持ちの共有が共感を呼び
   自然と和心育つ家庭となってゆく

『真実の光・神示 平成26年版』103ページ(中略あり)