No. 189

帰るのが嫌だった我が家が
居心地の良い場所に
(宮崎県YK/70代女性/会社員)

娘夫婦と暮らしていますが、娘は言葉がきつく、細かく注意されるたび、胸が締め付けられるような気がしました。退勤する車内で、「家に帰りたくない」と思うほどでした。

教会図書を読み続けて心が変化

そんな時、勉強会で、「毎日教会図書を読むと自分の心が変わる」と言われたことを思い出し、コツコツ学び続けました。

しばらくして、「娘がカリカリしているのは、私のせいなのでは」と思い、娘との関わりを見直しました。それまでは、「何でいつもイライラしているの」と心の中で責め、相手を変えようとしていたのです。

「自ら関わる」繰り返しに…

怒られないようにと娘を避けるのでなく、自分から関わり、何か言われても、温かい母の心で受け止められるようにと、神に願いました。その繰り返しの中で、自分には感謝がなく、娘の良いところも見ていなかったことが分かってきました。

ご飯を作ってもらうのも当たり前、家族がいるのも当たり前だったのです。それを反省してからは、娘夫婦と食卓を囲んでも、「これ、おいしいね。いつもありがとう」と自然に感謝の言葉を口にしています。

会話が増えると、おかずも増え、娘も楽しそうに、「お母さんがおいしいと言ったおかずにしたよ」などと言ってくれます。帰り道には、「きょうのおかずは何かな」と楽しみになりました。

何もかもに感謝が湧く毎日

帰る家に明かりがついていること、この年齢で仕事があること、家族と楽しい会話ができること、全てに感謝しています。先が少ないからこそ、一日一日、教えに生きられるように努力していきます。