新型コロナウイルスの影響で、私が勤務するホテルグループでは、キャンセルが数千人にも及んでいます。
さまざまな対応に加え、機材の新システム導入、お客さまからの「社員だけマスクをするなんて…」という苦情…。職場には、張り詰めた空気が漂い、同僚たちも、どこか引きつった表情でした。
仕事は人と関わることだから…
「こんな時こそ、周りへの配慮を忘れてはいけない」「どんな人にも、先入観を持たずに接しよう」と思えたのは、神の教えを学んできたおかげです。
仕事は、人と関わること。だからこそ、相手の心を大切に関わっていくことを心掛けようと思い、ぬくもりを感じてもらえる触れ合いを重ねました。
同僚を「疲れてるんじゃないのか」などと気遣ったり、ミスをした後輩がいれば、「俺も同じような失敗をしたよ。繰り返さないように気を付けよう」「落ち込み過ぎるなよ」と励ましたり。すると、職場の雰囲気が和やかになっていったのです。
そのような中、お客さまから「ゆっくりできたよ」とのお声を頂き、心からうれしくなりました。
妻との会話で気持ちをリセット
時には、周りの雰囲気にのまれ、気分が落ちることもあります。そんなとき、妻に気持ちを話すと、ただただ最後まで聞き、受け止めてくれます。短い言葉でも励ましてくれる妻の優しさに、心が軽くなり、自然と気持ちをリセットできるのです。
不要な外出を控えることで、妻と過ごす時間が長くなりました。「家庭の基本に戻っているのかな」と話しつつ、いつも勉強会で学んでいる、家族の大切さを感じます。
周りにのまれずに、今自分ができることを精いっぱい頑張っていこうと思う毎日です。