シングルマザーで子育てしています。子供は耳に障害があり、言葉の理解が遅く、滑舌も悪い状態です。来年小学生になるに当たり、普通学級か、ろう学校、どちらに進学するか。学校側の意見もあり、悩んでいます。(30代女性)
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子供の人生にとって、どの学校に進学させるかはもちろん重要です。しかし、それ以上に大切にしたいのが、我が子の良さ、「社会に役立つ力(運命)」をどう引き出してあげるかです。運命の力は、障害のあるなしにかかわらず、誰もが平等に持っています。ですから、「自分には良いところがある!」と自信が持てるように、我が子を導いてあげましょう。
小学校に上がる頃は、自我が芽生え始める時。周りと比べず、我が子の発育に合わせて、常に思いをよく聞くことが大切です。その上で、「あなたには、こんないいところがある」「お母さんの宝物」「お父さんも優しい人だった」などと、愛情をたっぷりと伝えていきましょう。
母と子は、木に例えると幹と枝です。心でつながっているので、自身の気持ちが揺らがないように努めることがとても大切です。シングルマザーであればなおさら、一人で抱え込み過ぎず、自分の親などに相談することも必要です。
親の心が安定しているなら、その庇護(ひご)の下にある子供の心も不安定になりません。どんな環境でも、自分の良さを発揮して、伸び伸びと育っていきます。
親の任は
我が子の人生を支える
「力(運命)」を枯らさぬように
人生の真実「真理」を
家庭生活に生かして
我が子を育むこと(立場)にある
「教え」で触れ合う環境に
人間の実体は高められ
人は皆 運命に重なる人生が歩める
『真実の光・神示 令和2年版』77ページ
学校側とは、迷っていることや不安など、思いを丁寧に伝え、協力を求める姿勢で向き合いましょう。「希望どおりの対応をしてくれない」「こうしてくれないと困る」など、批判や否定、権利主張の思いが強くなると、良好な関係が築けません。
学校は、子供が自分の性格を自覚し、みんなと仲良くできるように努力する場です。良い性格を育む家庭教育とは役割が異なります。協力し合って子供を育んでいく、大事な存在です。そうした周囲への感謝の思いを忘れなければ、学校をはじめ、多くの人の支えを頂きながら、我が子をしっかりと育てていけるのです。