Q 6歳の娘が言うことを聞かず心配

20代

娘は、食事中に遊び出したり、動き回ったりします。「食べてからにしなさい」と伝えてもやめないので、つい怒ってしまいます。来年は小学生なのに、落ち着きのないままでは、礼儀に欠けると心配です。(20代女性)

我が子に礼儀を教えるのは、親の務めです。しかし、言葉でどんなに言い聞かせても、受け止めてもらえるとは限りません。子供にも、本人なりの思いがあるからです。それは、成長するほど顕著に現れてきます。自我や個性が芽生えていくということです。
この成長過程において、子供の良さを育む関わり方は変化していきます。3歳から8歳ごろまでの向き合い方を、神はこのように教えてくださっています。

自我芽吹き始めるゆえに
 我が子の「思い」をよくよく聞いて
   「善」と「悪」を教えることなり

『真実の光・神示 平成18年版』207ページ

年齢を重ねるほど、興味のあることや、やりたいことが出てくる年代です。そうした子供の気持ちを感じ取りながら、タイミングを見て、声を掛けていきましょう。
そのときに欠かせないのが、親自身の心の安定です。子育てには、喜びも、心配事もあるものです。一人で抱えずに、何でも伴侶と話し合い、心を重ねて、夫婦で我が子に関わっていくことが大切です。そこに、家族みんなの魂が安らぐ、和のある家庭が築けます。子供は親の姿を手本に、生き方、周囲への関わり方などを身に付けていきます。支え合い、互いに思いやる両親の姿に触れるほど、子供の気持ちや、行動も落ち着いてくるのです。

親が肌で伝える愛は
  我が子の感受性を安定させ
     理性ある心(生活)を
           身に付けてゆく
 夫婦で「教え」を学び
   夫婦の会話に生かしてゆく
           家庭環境に
  我が子の心は安心 安定し
     運命の力が引き出され
            磨かれてゆく
 この環境こそが 家庭教育の姿である

『真実の光・神示 平成29年版』185ページ

神は「しつけ」を、「躾」ではなく、「仕付け」と表されます。仕合せになるための生き方を、身に付けるということです。夫婦で神の教えを学び、心が安らぐ家庭を築いて、我が子の心を豊かに育んでいきましょう。