Q 墓じまいをするか、迷っている

70代

共同墓地にある、代々守り続けてきたお墓を閉じようか迷っています。私たち夫婦も高齢となり、娘たちは嫁ぎ、後継者がいないのです。ただ、家族に何か悪いことが起こるのでは…という不安があります。(70代男性)

墓じまいをすることで、災難が起こるわけではありません。とはいえ、故人、先祖を感じられる場を持つのは、同じ血の流れに何度も生まれてくる人間にとって、非常に重要です。

人間の正体は魂です。一生を終えて、肉体がなくなっても、魂は残ります。そして、全ての存在に魂を宿してくださる神、大山命の下で次の人生を待つのです。この間、今を生きる家族をいつも見守り、仕合せを願ってくれています。

私たちの「心」は、大山命を通すことで、確実に故人、先祖へ届けることがかないます。ですから、神の教えに沿って心を磨いていること、家族仲良く生きる姿などを祈願で伝えて、安心してもらいましょう。それが、本当の先祖供養です。仏の魂が安心感に包まれると、同じ「心の道」に生きる私たち家族の心も安定します。すると、連動して、体の健康も守られるのです。

他家に嫁いでも、娘たちにとって、祖父母や先祖は、自身の大切なルーツであることに変わりはありません。お墓をどうしていきたいか、自分たちの不安な思いなど、娘夫婦にありのままを打ち明けて、よく話し合いましょう。娘の夫や子供も、大切なお墓として、一緒に守っていきたいと思っているかもしれません。

仏・先祖への供養の心が
    「仏の道」であり
       家族・縁者の心を重ねる
 供養の姿が ここにある
 社会に「生きる」今日(いま)に
       「教え」があることで
  人間は「正道」を知り
   「実体」を磨く悟りを深めて
     神の手の中
        開運人生を歩み抜ける
 病気 事故・災難を避ける人生が
             ここにある

令和7年7月1日 『友輪』345号16ページ

遺骨は、故人の生きた証しです。形があればこそ、その存在を強く感じられるのが人間です。神示教会には、神玉里・神玉園という、遺骨を納める施設があります。これは、ただの納骨場所ではなく、先祖の心も、参拝する家族の心も安らぎに包まれる、御魂安置所(みたまあんちじょ)です。命日や、神玉祭(先祖供養の期間;9月23日~11月15日)には、家族そろってご挨拶をして、正しい先祖供養を行うことができます。そのように、親や先祖を大切に思う心が、子孫に受け継がれていきます。